福島の絶景スポット、南会津郡下郷町にある「塔のへつり」を知っていますか？
マイカー駐車場が完備されていることはもちろん、駅から徒歩５分という、首都圏からのアクセスも抜群の絶景ですので、行ったことのない方はぜひチェックしてみてください。
（2023年11月現在の情報です）
アクセス
ざっくりまとめると、首都圏から電車で「塔のへつり駅」に行く方法は２つに絞られます。
ひとつは、特急スペーシアで鬼怒川温泉駅まで行き、そこから先はAIZUマウントエクスプレスに乗り換えるパターンです。
もうひとつは、リバティ会津で会津田島駅まで行き、そこから先はリレー号と呼ばれる普通列車に乗り換えるパターンです。
どちらのパターンであっても
・新藤原駅までは東武鉄道
・そこから会津高原尾瀬口駅までは野岩鉄道
・さらにその先の西若松駅までは会津鉄道
といった、３つの鉄道会社を利用することができ、しかも鬼怒川温泉駅から北については普通電車料金で乗ることができます。ほぼ各駅停車になりますが、特急シートで楽に行くことができるのはうれしいポイントです。
「塔のへつり駅」を越えてさらに進むと、西若松駅から先はJR東日本の運行となります。このあたりの乗り継ぎも楽しんでもらえると、移動もまた面白いと思います。
個人的なおすすめは、2023年にデビューした東武鉄道スペーシアＸで鬼怒川温泉駅まで行き、そこから先は会津鉄道が運行するAIZUマウントエクスプレスを利用するパターンです。
ちなみに、途中の野岩鉄道は「ほっとスパ・ライン」と呼ばれるほど、観光地が並びますので、宿泊旅行の計画をする際の参考にしてみてください。
塔のへつり駅
会津線「塔のへつり駅」は、野岩鉄道から会津鉄道に切り替わって、すぐの観光用の駅です。
何もないようなシンプルな無人駅ですが、景色の良い道を数分歩けば物産店や食事処が立ち並び、そしてメインの「塔のへつり」があります。
さっそく「塔のへつり」に向かってみましょう。
塔のへつりとは？
「塔のへつり」は、1943年に国の天然記念物に指定された、断崖絶壁の観光地です。「へつり」は会津地方の言葉で、険しい崖を指しており、100万年かけて阿賀川による浸食と風化によって現在のような形になりました。
11月上旬に訪れてみましたが、もうすぐ紅葉が全開っていうタイミングだったので、様々な色が混ざった山、そして深い青の川に囲まれて、素晴らしい景色でした。
少し揺れる吊り橋を渡ると、へつり側に行くことができます。
へつり側は、フェンスなどが立っていない崖の間を歩くので、なかなかのスリルです。カカトのある靴だったり、小さい子だとちょっと怖いかもしれないかもしれないですね。
こちらからの眺めも壮大です。パワースポットとして知られる虚空蔵尊（こくうぞうそん）がありますので、こちらに立ち寄る方も多いです。
食事などをしないのであれば、１時間程度で充分に堪能できる観光スポットです。会津方面に遊びに行く際には、ぜひ検討してみてください。
