福島県いわき市は、ひと昔前は本州最大の石炭産業で大いに発展しました。
そのいわき市における工業地帯、漁業地帯の中核である小名浜は、高速道路から30分程度かかってしまうことで、物流や観光で多少ストレスの原因となってしまいました。
このストレスを解決したのが、2025年8月に開通しました小名浜道路です。
この無料の自動車専用道路ができたことで、かなり快適にスピーディにアクセスできるようになりました。
かつての小名浜は、漁をする小舟が風や波を避けて寄るだけの小さな港でした。
やがて江戸時代の初めには、近隣から集まった年貢米を江戸へ送る積出港として賑わうようになり、さらには漁業が盛んになり、漁港としての役割が大きくなりました。

明治以降は、漁船の大型化や近代化に対応するために、港湾の改良や埋立が進められたり、防波堤や灯台などを備えた埋立地が造成されます。
昭和時代になると小名浜は、漁業や物流の拠点として魚市場の周辺には冷凍工場や倉庫が集まり、数多くのトラックが出入りする一大産業拠点というポジションになります。
このように、かつては炭鉱を中心に発展してきた現在いわき市ですが、石炭産業が衰退してからは時代に合わせて漁業、重化学工業、そして観光に主力産業が移していきました。
振り返ってみれば、なぜ常磐自動車道は最初から小名浜を経由して建設しなかったのか、不思議な感じはありますが、この小名浜道路が完成したことで、地元の方の生活動線、県外からの観光動線が一気に進化しました。
ぜひ動画でご視聴ください。