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日光のおすすめ景色・観光地【12選】2023年版

栃木県日光市で暮らすなかで、素晴らしい!と感じた景色を集めました。県外からお越しの方におすすめしたいスポットを紹介します。

 

もちろん、知っている方からは「なぜ、ここを選ばないの?」という意見もあると思いますが、2022年の1年間で足を運んだうち、みんなに見てもらいたいスポット12ヵ月分を厳選しています。

1月 男体山

トップバッターの1月は、日光といえば男体山&中禅寺湖のコンビネーションです。

日光市街を抜けて、いろは坂を上った先にある中禅寺湖、そこからの眺めです。どの季節も素晴らしいのですが、まだ雪が残っており(普段はもっと白く、雪に覆われていることが多い…)空が高すぎる1月下旬を選びました。

暖かい季節になって観光客がたくさん集まると、ボートが浮かび、もう少し違う景色になります。日光霊山の象徴である男体山を、個人的に好きな角度から収めました。

 

2月 竜頭ノ滝

2月は竜頭ノ滝(りゅうずのたき)です。

中禅寺湖をさらに進み、戦場ヶ原や湯元温泉に向かう途中にあります。写真ではまったく伝わらないのですが、マイカーを降りると滝の音が聞こえて、滝の正面にある茶屋からは大迫力の距離で体験することができます。

日光には、華厳ノ滝や霧降ノ滝など、たくさんの素晴らしい滝の景色があるのですが、この迫力だけで選びました。

荒々しい水流、時間が止まったような氷、どちらも自然の力強さを感じます。

 

3月 船村徹記念館

3月は船村徹記念館です。

特に3月である理由はないのですが、残念ながら2023年3月をもって一部サービス終了しました。リニューアル工事を経て、4月より展示が中心の無料施設に生まれ変わります。その直前のショットです。

日光市出身の偉大な作曲家である船村徹(敬称略)その功績を身近に感じられる貴重な施設ではありましたが、駐車場を共有する道の駅「ニコニコ本陣」とは、まったく客層が違うことが悲劇でした。

船村徹を知りたい方は、観光客の駐車場渋滞に心が折れ、おみやげを買いたい観光客からは「これはいいから、駐車場を広げてよ」と文句を言われる、可哀そうな存在でしたね。船村徹のせいではありません。

 

4月 鬼怒楯岩大吊橋

4月は鬼怒楯岩大吊橋です。

鬼怒川温泉エリアの手前側で鬼怒川に架かる橋です。橋の上からの眺めも素晴らしいのですが「橋+山々」の方が迫力があるので、こちらの写真を選びました。

小さい子は確実に怖がるくらい揺れますので、ぜひ体験してほしいですね。無料駐車場や展望台があったり、道路の反対には道の駅もありますので、充実した時間が過ごせると思います。

 

5月 キスゲ平園地

5月はキスゲ平園地です。

霧降高原スキー場の跡地に整備された施設で、地上1000メートル以上の高さから様々な草花を眺めることができます。そのためには、1445段の階段を登る必要があるのですが、この大変さはほとんど登山です。
1445段を登り切った絶景と感動、そして疲れは、なかなか他では味わえない体験ができますので、あえて入口の写真を選びました。

 

6月 天楽堂つり橋

6月は天楽堂つり橋です。

湯西川温泉の先にある平家の里、その付近で川に架かる固定のつり橋です。つまりまったく揺れません。この橋自体に珍しさや美しさがあるわけではないのですが、橋の上から見える日光の山々は、数千年前から続く神秘的な価値を感じます。

この写真は梅雨時のショットですが、季節や天候がどうであっても変わらない、吸い込まれるような魅力がある景色です。

 

7月 五十里湖

7月は五十里湖です。

鬼怒川温泉、川治温泉を北に抜けて、湯西川温泉に向かう途中で広がるダム湖です。

五十里ダムは、寄り道して見学できるスポットがありますので、ぜひ遊んでもらいたいですね。人工物と大自然の絶妙なバランスや、共生してきた歴史を感じられます。

 

8月 竜頭ノ滝

8月は竜頭ノ滝、再登板です。

こちらは真夏の様子ですが、こちらの方が「滝が二手に分かれて、竜のアタマのように見える」というネーミングを実感できると思います。もう少し前の新緑の季節も素晴らしいし、秋の紅葉については、実際に見ていただいた方が間違いないと思い、あえてピックアップしていません。

(先にも書きましたが)迫力満点で見られる構造は、どの観光地も見習うべき取り組みだと思います。せっかくの絶景もディスカウントして観光客に届いているのでは、本当にもったいないです。

 

9月 鬼怒川温泉

9月は鬼怒川温泉です。

バブル期に絶頂を迎えて、団体観光客や社員旅行が、民族大移動のように観光に訪れました。その名残や残骸が散見されるのは寂しい限りですが、川のせせらぎ、四季の移り変わりを見ていると「人間の社会活動なんて、知ったこっちゃない」という、雄大な自然の声が聞こえます。

鬼怒川温泉がどのように生まれ変わるのか、その先に日光の未来が見えると考えています。

 

10月 道の駅 湯西川

10月は「道の駅 湯西川」です。

7月で紹介した五十里湖の先にありますが、こちらは温泉や駅が併設されており、旅行の行き帰りで寄り道しやすいと思います。

写真は、野岩鉄道会津鬼怒川線を見下ろしている角度の1枚です。「道の駅 湯西川」の地下に湯西川駅があり、山岳トンネルに吸い込まれる直前のショットです。いつか乗ってみたい電車です。

 

11月 五重塔

11月は、日光東照宮エリアに建つ五重塔です。
ちょうど紅葉の季節に遊びに行ったので、どの景色も美しかったのですが、緑が残った木々に囲まれた五重塔が別格の存在感でしたので、この写真を選びました。

紅葉の季節、特に土日については、この世界遺産エリアとその先のいろは坂のダブルパンチがとんでもない渋滞を起こします。

電車で来て駅から歩く(可能であれば)がおすすめの観光方法です。日光東照宮から駅の間も、いろいろな店が立ち並んでいますので、マイカーに閉じ込められるよりは時間を有効に使えると思います。

 

12月 平家の里

12月は平家の里です。

湯西川温泉の先にあり、6月の天楽堂つり橋と同じエリアです。

雪が比較的少ないタイミングで行ったのですが、それでも雪道運転に慣れていないと不安かもしれません。日光には同じような高地系リゾートの中禅寺湖がありますが、またちょっと違う雰囲気を持っている象徴として、この写真を選びました。平家の落ち武者がたどり着いた感がありますよね。

毎年行われる「かまくら祭」も必見です。

 

おまけ 日光市役所

最後のトリで、日光市役所を紹介します。

周囲に大型ショッピングモールや運動場や公園でも広がっていれば、かなり街が明るくなるのでしょうが、今のところ「ポツン」と建っています。
中は余裕がある構造になっていて、学生が自習したり、集まって時間を潰せそうです。それだけに、日光駅や今市駅以外の駅隣接だったら、勝手に街が発展して面白い展開だったと思いますが…残念です。それくらい日光を象徴している素晴らしい建物です。

 

以上、勝手に各月に撮影したおすすめ景色・観光地の12選を紹介しました。日光に対する個人的な思いも加えましたが、参考にしてもらえたら幸いです。

まだまだ素敵な景色はたくさんありますので、ぜひ日光でゆっくり過ごして、魅力を再発見してもらいたいですね。最後までお読みいただきありがとうございます。