宇都宮東高等学校附属中学校・佐野高等学校附属中学校・矢板東高等学校附属中学校の受験を検討されているご家庭に向けて、中学受験から卒業まで親目線で感じたことをまとめています。何かしら参考にしていただけると幸いです。
2018年4月、長女が宇都宮東中に入学して、すでに高校に進学しました。2年生の終わりから新型コロナウィルスが流行して、本来の中学校生活が送れなかった部分も多々あったと思います。楽しみにしていたイングリッシュキャンプや合唱コンクールが中止になり、修学旅行も短縮、球技大会も内容変更とバタバタでした。そんなこんなでこの3年間は秒速で駆け抜けたのではないでしょうか。
片道20キロ以上離れているので、毎朝私が学校まで車で送るわけですが、何が困るって帰りでしたね。私の帰宅動線と長女の帰る時間をマッチングさせて、どこかの施設などで集合していたのですが、結構危ないレベルです。
・スマホは持ち込み禁止
・寄り道禁止
・学校に遅くまでいられない
このトリプルパンチは結構大変でした。たまに「これどうなの?」という文句を口にしてしまいましたが、長女はバスに予定通り乗れるのか、予定通り乗り換えできるのか、そもそも学校を出る時間は予定通りなのか、いつトラブルが起きてもおかしくない調子でした。
キッズケータイ?を持たせれば解決するのかもしれませんが、ちょっと無駄な出費ですよね。部活ではスマホのLINEでコミュニケーションしますし。とにかく帰りについては
・何時に
・どこのバス停に集合するのか
・もし変更があるとしたら、どんな可能性があるのか
こんな昭和の待ち合わせを日々しなければならないわけです。何かあった際は、公衆電話を使って家の電話を経由しますから、タイムリーには連絡できません。高校生になればスマホも持って、不測の事態が起きても安全な場所に寄り道すればいいのでそれほど心配ないので、ここの順番は逆だと助かりますよね。全国的にどうなんでしょうか…
しかしながら①〜⑤と入学後体験記を書いてきて、不満らしい不満はこれくらいです。
高校受験がないことは、精神的にかなり余裕があるように感じますが、実は高校受験(特色選抜)で入学してくる生徒がいます。中学校では A組、B組、C組 に分かれていましたが、バリバリに受験勉強してきた生徒が1クラス分増えるので、気になるのは「全体順位が自動的に下がる」という問題です。
長女を見ていても、高校受験がないので1年生の頃の理科や社会については、忘却曲線をさらに低空飛行してボロボロだったと聞いています。
中学校の説明では、高校受験で入学する生徒は全体順位で20位前後に集中するようです。つまり、中学校の最後で全体順位20位に入っていないと、高校に進学した直後には35人分(高校受験で入学する生徒数)順位が下がるということです。20位以内に入ることが中学校生活のひとつの目標かもしれませんね。長女もそんな感じで頑張っていました。
入学後体験記シリーズは、今回の記事で最終回です。これまでも書いてきましたが、なかなか受験対策や合格前後の体験記みたいな情報がなくて、かなり困っていたので、差し支えないだろう範囲で共有させていただきました。個人的な思いも相当入っていますので、ご了承いただきたいのですが、何かしら参考になればうれしいです。