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転職成功の条件12【転職エージェントがアドバイス、内定後に悩んだらどうする?】

転職エージェントとして、労働市場全体の話題から細かい転職活動の方法論まで様々なブログ記事を書いています。今回の記事は珍しい目線ですが、あなたが企業に面接に伺って、内定を獲得したタイミングについてのアドバイスです。内定を1社だけ獲得したら、それはそれで「この会社でいいのかな?」とあなたは迷うかもしれません。3社から内定を獲得したら「どこの会社が1番いいだろうか?」と迷うかもしれません。

あなたが転職活動をしているなら、ぜひ参考にしてもらえると幸いです。

 

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栃木県の転職エージェント、吉田です。

国家資格キャリアコンサルタントを取得して、北関東を中心に転職支援を行っています。2,000名以上の方と直接面談や電話面談を行ってきた経験から、転職活動においていくつかの大切なポイントがあると感じています。転職活動における最後のポイントである「内定後の判断」について考えましょう。

 

結論としては、内定をもらって就業条件が明らかになり、面接やオファー面談を行い「内定受諾をするだけ、でも決められない」という状態は、あなたがあなた自身と向き合っていないことが原因であることが多いです。つまり意識が外側にばっかり向かっていると、決まるものも決まりません。

・こっちの会社の方が給与が高いけど、残業も多いらしい

・こっちの会社はリモート勤務ができるけど、給与の伸び幅が少ない

・こっちの会社は年間休日が少ないけど、各社員の裁量が大きい

・こっちの会社は社長がいい人そうだけど、内定が出るまでに時間がかかった

このように、数え切れないくらい迷うパターンがあるでしょう。もちろん就業条件は数字として目に見えるので、客観的に判断する材料になります。家族や友人とも相談しやすい情報です。その一方「なんかこの会社で話をしたときは、ワクワクした」という感覚は他人に伝えるのが難しいかもしれません。

 

私なりに判断するポイントを3つ紹介します。この3つはもちろん、全部の転職活動に当てはまるわけではありません。あくまで転職エージェント目線ですが、思うところを紹介します。

 

①書面よりも自分の気持ちを重視する

 

書面(就業条件や内定通知書)に書いてある内容は、極端な話、2年後には変わるかもしれません。特殊な技術職でない限り、違う部署に異動になるかもしれません。思っていたより(書いてあるより)残業が増えてしまうかもしれません。面接ときに上司になる方として話したとしても、やはり環境が変わる可能性も高いです。

中間の立場で、企業と求職者を繋げる転職エージェントとして、こんな言い方は問題あるかもしれませんが、書面で提示される内容はその時点の提案です。社員はどうしても企業の状況によって働き方を変える場面が出てきます。ではどうするか?

「この企業理念に共感しているから、多少仕事内容が変わっても構わない」

これが理想ですが、なかなか現実的ではないかもしれません。せめて

「この人と一緒に働きたい」

「この人と働けば成長できると思う」

「この商品は必ず社会に貢献できる」

このようなアナログな感覚が重要です。よく言われることですが「誰と働くか?」は大きなポイントです。仕事をしていると、思うように結果が出ないこともあるでしょうし、何のためにもならないような絶望的な書類を作成することもあります。自社のサービスに疑問を感じることもあるかもしれません。このときに「この人とだったら一緒に頑張れる」この感覚を持てるかどうかは、あなたの長く続くキャリアにかなりの影響を与えます。

決して就業条件を軽視するという意味ではありません。しかし「このワクワクする気持ちはどこから湧いてくるのだろう?」という気持ちに真正面から向き合うべきですね。気持ちはウソをつきません。感じた事実は変わりません。

 

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②書面を見比べるのではなく、あなた自身と向き合う

 

「どっちの方がいいかな?」と比べるときに陥りやすい現象ですが、まるで就業条件に点数をつけて、優劣をつけるように考えてしまいがちです。そうやって理論的に比較して、冷静に判断を下すことも悪いことではありません。それができない理由があるとすれば、やはり優劣をつけられない、またはその判断について自信がないからでしょう。

 

ここであなた自身と向き合うことが重要です。

・今までの仕事で、もっともワクワクした経験は?

・残業だったけど、この内容だったら平気だったという思い出は?

・何を評価されて昇給したときが、1番うれしかったか?

・これのためだったら、休日出勤も頑張れる仕事は?

・仕事仲間と最高に盛り上がった瞬間は?

・もっとも納得いかなかった仕事は?

・許せなかった社員は?

このようにあなたの感情が動いた瞬間を、ふと振り返ってみると判断材料が見えてきます。①と同様に書面(就業条件)を見比べても、それがいつまでも続く保証はありません。スタートの就業条件はもちろん重要なので、ゆずれない最低ラインは設定しておいた方が良いです。しかし就業条件、ネットで検索する情報、周りから聞く評価、それらは本当にあなたの人生を左右するほどの重要な情報でしょうか。

 

これまでに感情がプラスに動いた瞬間を切り取ってみて、それが叶う環境を狙ってみることは強くオススメできます。私はよく、転職エージェントとして転職支援をしながら「あの会社の面接はワクワクしましたか?」「またあの社長に会いたいと思いましたか?」と聞きます。その感情に向き合うことが転職成功の条件です。

 

 

③本当にやりたいことがあったら、仕事以外でも実現できる

 

最後のポイントは、かなり主観で書いてしまいますが「これが本当に自分がやりたい仕事だろうか?」と迷ってしまったら、ひょっとしたら仕事以外でも実現できる可能性を考えましょう。あなたが仕事で何かしら成果を出したい、仕事にやりがいを見出したい、と強く願っているとしたら、私からも応援したい気持ちが1番です。しかし2番目は、それは仕事以外でも叶うかどうか考えてもらいたいです。

 

・マネジメントスキルを発揮して、仕事の生産性を上げたい

・営業としてどんどん外に出て、知らない世界の人達の話を聞きたい

・パソコンのスキルを磨きたい

・ITやWEBの勉強をしたり、スキルを磨きたい

・何か企画して面白いことをやってみたい

・会社の成長に貢献することで、自分自身も成長したい

仕事でなければ叶えられないのは、最後の項目だけです。「会社の成長=自分の成長」と感じられるのであれば、会社に対して120%貢献するための行動をすれば大丈夫です。会社内の役割でなければ、任されることもないような大きな体験もあるはずです。

その他は極論ひとりでも実現できます。特に「ITに関するスキルを習得したい」とか「何か企画して実行したい」のような新しいチャレンジであったり「いろんな人達と繋がりたい」は実現できる世界になってきました。PCひとつあれば趣味の延長で徐々に実現できます。私自身もブログを書き続けることで世界が大きく広がりました。20年前では考えられなかったことです。

 

給与を上げる…地位を上げる…あなたの価値は、それだけでは決まらない時代になっています。③に関しては誤解を与える恐れもある内容ですが、あなたのキャリア形成を応援したい気持ちは一緒です。参考にしてもらえると幸いです。