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【第二新卒とは?】定義・新卒や既卒との違いを解説

第二新卒って何?

もし聞かれても、わかるようなわからないような…「新卒よりちょっと働いた人でしょ?」くらいの感覚で理解している方も多いと思います。

今回の記事では、第二新卒の定義と、似たような言葉である新卒や既卒との違い、そしてそれぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。

転職エージェントとして、1,000名以上の転職支援を行ってきた経験であったり、国家資格キャリアコンサルタントとしての目線も加えて紹介します。

あなたが第二新卒として、転職を検討しているようでしたら参考になると思います。

 

第二新卒とは?

早速ですが、第二新卒というのは明確な定義が決まっているわけではありません。感覚的には「新米ママ」くらいのふわっとした言葉です。

人事担当者や人材業界での、一般的な考え方としては

「新卒で就職して、3年以内に転職活動をする方」

で認知されていると感じます。

大卒を前提にすると25歳まで、高卒を前提にすると21~22歳まで、のイメージですね。

 

第二新卒のメリット・デメリット

メリットは「若い+社会人経験+やりたいことが明確」という総合力です。

就職活動で様々な選択肢から選んだ会社に入り、経験を積んでいますから、ひと通りの社会人としてのマナーであったり、仕事に対する考え方を持っていることは大きなアピールポイントです。

それを踏まえて、数年で転職を志しているわけですから「社会に出てから、何かしら目指すものが見えたのだろう」という変化は察してもらえます。

新卒のように「やってみなきゃわからない」のような、チャレンジ100%でもないので、ある程度「自分のことをわかったうえで転職活動をしている」これ自体が強みになります。

・どういう仕事がしたいのか

・どういう社会人になりたいのか

・なぜそう考えるようになったのか

これらをしっかり整理できれば、第二新卒として転職するメリットが大きいです。

あえてデメリットを考えると、すでに働いた経験があるだけに「なぜ辞めちゃったのかな?」という強烈な疑問を持たれることです。

「そんなことで辞めちゃうの?」

のように、明らかにバカにするような会社からの内定はもらわなくて構いませんが、なぜ転職活動をしているのか、しっかり説明して、その背景や想いについて多少は共感してもらいたいところです。

新卒で入社して、3年以内に転職するにしても、しっかりと考えが固まってから動き出すことをおすすめします。

「逃げたいだけなんだな」

「それは君にも問題があるよ」

くらいは、人事担当者もプロなので見抜いてきます。もし見抜かれなくても、入社後に苦労するのは明らかです。

このあたりの不安があるようなら、第二新卒専門の転職支援を検討してみてください。

 

少し脱線しますが、それぞれの会社で第二新卒に対する認識がずれていることもあるので、年齢のラインが微妙だったら

「第二新卒として、また再出発したいと考えています」

のような意気込みは避けた方が無難ですね。

採用する会社側の本音としては

・まだ若いし、ウチで育てれば充分に期待できる

・その一方で、3年経たずに辞めるのは、何か不安要素があるのかな

といったところでしょう。

このあたりをわかりやすく整理するために、似たような言葉である新卒や既卒との違いを解説します。

 

新卒とは?

新卒については、高校3年生や大学3~4年生の動きで経験している方も多いと思いますので、実感として理解できるのではないでしょうか?

基本的には、学校を卒業した春から働きはじめる方を指します。すでに働きはじめているベテランも「新卒入社で10年勤めています」のような言い方をします。

数年後に卒業する大学生も、現在が2023年として「25卒」のような表現で、多くの場面で通用します。

 

新卒のメリット・デメリット

新卒として入社するメリットは

・同期がいる

・スタートラインが定まっているので、教育計画が固まっている

・社会人マナーのような基本から教わることができる

わかりやすいところで、上記のようなポイントです。新卒生え抜きを重宝する社風(上司)もあるので、新卒で入社すること自体がアドバンテージになることもあります。

新卒として入社するデメリットは、基本的にはないのですが「新卒採用に慣れているかどうか?」は大切ですね。不慣れだと、あなたよりも教育担当があたふたする場面が増えるでしょう。

 

既卒とは?

既卒とは、卒業後に働かないまま数年経過している方を指します。一般的には、卒業してから3年以内を指しており、それ以上に長いと「働く意思がない、働けない状況である」と判断される可能性があるので、何かしら可能な範囲で経験を積んでおくことをおすすめします。

 

既卒のメリット・デメリット

既卒のメリットについては、アピールポイントにもなりますが「すぐに就業可能である」そして「良い意味で社会人未経験」ということがあります。

・何かしら資格試験の勉強をしていた

・家(家業)の手伝いをしていた

・趣味を仕事にしようとしたが、軌道に乗らなかった

・介護や育児など、働きに出られない環境だった

様々な理由があるでしょうが、その経験からの学びを武器として捉えることができれば、あなただけの強みになります。

デメリットは、次の一点だけです。人事担当者は

「この方は、働く意欲があるのだろうか?」

が本音です。社会人経験がないことで

・チームに溶け込める

・報告連絡相談ができる

・コミュニケーションを大切にする

こういった業務以外のアピールも難しいのですが、学生時代の経験や現状取り組んでいること(勉強、サークル、ボランティアなど)を通じて、人物像が伝わるように工夫しましょう。

意外と「まったく他社に染まっていない、素直な既卒なら全然OK」という会社も多数存在します。このあたりの実態は、求人票からは読み取れないので、面接などを利用して確認することが必要です。

 

失敗しない第二新卒の転職活動とは?

あなたが第二新卒として転職活動をするのであれば、社会人経験があるからこそ

・安心できる労働環境で働きたい

・やりがいを持って、しっかり成長したい

・また早期で退職するような後悔はしたくない

このような想いがあるのではないでしょうか。

やりたいことが明確になって、やる気もあるけれど「またすぐに辞めちゃうような会社は避けたいな…」が本音でしょう。

気になる会社が募集していても

・内情や社風はどうなんだろう…

・自分に合うだろうか…

・給料など待遇の適正値がわからない

こういった心配があると、思い切って応募!とは進めにくいと思います。

 

第二新卒の転職支援に関するプロであれば

・ブラック企業の基準を明確にして、応募先から排除する

・気になる会社の内情をある程度は共有してくれる

・第二新卒ならではのポイントを教えてもらえる

・書類選考突破の対策を行うことで可能性を上げる

・面接突破の対策を行うことで可能性を上げる

といった安心材料があります。

応援してくれる味方がいると全然違いますよ。一歩踏み出してみましょう。

 

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