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職務経歴書の書き方【ウェディングプランナーへの転職】

転職する際のアドバイスを、日々のキャリアカウンセリングの経験も踏まえて紹介しているブログです。今回の職種は、ウェディングプランナーです。

 

「ウェディングプランナーに応募するときの職務経歴書の書き方」

について解説します。

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栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。

 

あなたが「ウェディングプランナー」って聞いたときに、結婚式・披露宴に何かしら関わって準備したり、出席したことがあるならば「あの仕事ね…」とわかりやすいと思います。

その一方、まだ第二新卒であったり、まだ友人の結婚式にもまだ招待されない年代だったりすると「意味はわかるけど、実際はどんな仕事なの?」と感じるかもしれません。

本記事ではウェディングプランナーに転職する場合を考えて、職務経歴書の書き方を紹介します。もしあなたが興味があって、これからウェディングプランナーを目指すのであれば参考にしてもらえるとうれしいです。

ウェディングプランナーに必要な能力とは?

ウェディングプランナーを目指すときに、知識や資格もあればいいのでしょうが、それ以上に大切なポイントが大きく3つあります。

1 カップルの結婚に至るストーリーやゴールを共有できる理解力

2 地域、年代、スタイルに応じたマナーや慣習を順守するバランス力

3 最新技術や流行もキャッチしてビジネスにも反映できる情報力

です。コミュニケーション能力、のように一言で表すこともできますが、コミュニケーション能力の解像度を上げたイメージで捉えてもらえればいいでしょう。

 

結婚式・披露宴を行わないカップルも増えてきています。金銭的な問題もあるでしょうし、必要性を感じないケースも多いようです。そんな時代にあって、結婚式を行うのですから、そのカップルには何かしらの想いがあるはずです。

数ヶ月にわたる準備を進めるときに

「このカップルはなぜ結婚式・披露宴を行いたいんだろう」

と初心をしっかり共有して、目的を理解することが重要です。

「披露宴で主役になるのが奥様の夢だった」

「親戚を呼んで盛大に祝うのが当たり前の親族だ」

「友人の結婚式に行ってみて、とにかく自分もやってみたくなった」

いろんなゴールイメージや目的があると思います。

この目的を理解することがウェディングプランナーの第一歩です。そしてカタチにして達成する熱意が絶対に必要です。

応募書類の書き方

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キャリア上の強みを伝える

あなたが仮に、ウェディングプランナーのキャリアがあるのであれば、当然数字を使って成果を記入しましょう。職務経歴書には、年間に担当した組数、平均の単価、問い合わせから成約までの契約率、紹介実績を書くと良いでしょう。

ウェディングプランナーは、カップルのストーリーに寄り添う仕事なので、職務経歴書に書こうと思ったら数え切れないほどのエピソードがあるはずです。そのエピソードから数字に繋がった内容をピックアップしましょう。

 

違う業界からの転職でも、接客や営業からチャレンジするのであれば同じように書けるはずです。成果となる数字を書くときに、どのような行動や工夫があって成果に繋がったのか因果関係を意識してください。もちろん予算達成率やグループ内での順位も同様です。

意外とウェディングプランナーも営業のような一面があるので、予算を達成するための企画力、行動力、熱意が重要だったりします。

専門的なスキルを伝える

ウェディングプランナーは、カップルが何をしたいのか目的を理解することが重要です。そのためには「傾聴力」が必要です。相手の考えをしっかり聞き出して、信頼関係を築かないことには、プランナーとしてプランを考えても進みません。

もうひとつは「提案力」です。結婚式・披露宴のためにメイク、ドレス、アクセサリー、料理や花など数多くのアイテムを準備しなければなりません。

どの分野に関しても知識や経験があればベストですが、現実的には難しいのではないでしょうか。より良い提案をするためにも、信頼できる外部のスペシャリストと連携できることが必要です。

 

職務経歴書には書き表しにくい内容かもしれませんが、これまでのキャリアで「傾聴力」を発揮した場面はたくさんあるはずです。そして、どんな仕事をしていても「提案力」を発揮したことがあるでしょう。

具体的なエピソードは大切ですが「どれだけカップルがびっくりするような企画を考えたのか」をアピールしても、聞いている方は「やりたいことをやっただけ」に聞こえてしまいます。

「より良い傾聴をするために実践した工夫」

「より良い提案をするために実践した工夫」

この切り口で書くことをオススメします。

コミュニケーション能力の高さをアピールする

言うまでもなく、何の仕事であっても、コミュニケーション能力が高い方がスムーズに仕事が進むでしょう。サービス業の世界でチャレンジするのであれば、誰だって「コミュニケーション能力が高いです」とアピールします。

どうすれば、もう一歩あなたのコミュニケーション能力が高いことを伝えられるでしょうか?

ウェディングプランナーとして活躍するために必要な能力は

「カップルに信頼されるコミュニケーション能力」

はもちろん、さらに

「カップルをマネジメントする能力」

です。ここで他の応募者と差別化を狙いましょう。

結婚式・披露宴は金額が大きく期限も決まっています。

とことん凝ったり、なかなか決まらなかったりトラブル続きになりますが、いちいち立ち止まっていては準備は終わりません。上手にカップルや親族の意見をまとめ上げて、その日の打ち合わせが終了したら上手に宿題を出して効率よく進めることが必要です。

当然、楽しい気分で打ち合わせをした方がどんどん進むのでモチベーションを高く維持するためのアプローチも重要です。

 

ウェディングプランナーを目指して職務経歴書を書くときには、マネジメント能力とモチベーション管理を意識しましょう。どのような業界や職種であっても、新人の教育担当などを任された経験がある人は高い評価に繋がります。それは新人の教育はまさにマネジメントとモチベーション管理の連続だからです。

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職務経歴書の具体的な書き方やテンプレートは、検索すればいくらでも出てくるので、ここでは割愛します。本記事ではより良い職務経歴書にするポイント、他の応募者との差別化を図るポイントを紹介しました。

 

ウェディングプランナーの仕事って、花火職人みたいなイメージでしょうか。何ヶ月も準備してきて一夜で華が咲いて散る感じですね。だからこそ、大きなやりがいを感じられて、みんなに喜んでもらえる素敵な仕事です。

参考にしていただけると幸いです。

 

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