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キャリア・短編小説・NIKKO・Fukushima

どうなら転職成功?転職失敗?

転職活動をするときに真っ先に考えるのは、転職が成功するかどうかではなく「次は失敗したくない」という気持ちの方が大きいのではないでしょうか。あなたはどうでしょうか?

例えばUターン、介護、出産、その他環境の変化によって、自分にはどうすることもできない理由での退職~転職活動だとしても、慎重に進めたいところでしょう。転職活動に関するアドバイスをまとめているブログですが、今回のテーマは「転職成功ってどういうこと?」を紹介します。 

 

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栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。転職にかける想いは人それぞれです。転職が初めてなのか、何回目なのかによっても、転職活動への向き合い方は変わると思います。

 

「どうせ理想の職場なんて見つかるはずないし」

と半分あきらめの気持ちがあるかもしれません。

「今の会社よりマシならいいかな…」

とハードルがかなり下がった状態かもしれません。決して投げやりになったり、現実から逃げるだけの転職活動にならないように参考にしていただけると幸いです。

転職成功の事例よりも、転職失敗の方がわかりやすいのですが、キャリアコンサルタントから見て明らかな転職失敗例は「辞めなきゃ良かった」です。

 

高校進学や大学進学のような環境変化であれば「高校の方が良かったなぁ…」「今思えば小学校はラクだったなぁ…」と思うことはあるでしょう。これがほとんど許されないのが社会に出てからの転職です。進学よりも転職の方が、前の会社に戻れる可能性がゼロではないので意外と未練が残るかもしれません。

明確な期限や目的があって、しかも同僚や上司の理解もあって、周囲を納得させてからの「外の空気を体験したい!」のような特例を除くと、いわゆる出戻りはうまくいかないですね。

それを踏まえて転職活動してほしいのですが、結局「転職理由がクリアになるかどうか?」「ワクワクする転職先なのか?」がすべてだと思います。転職したいと思ったモチベーションは、本当に転職して環境を変えないとダメなのか?ですね。

 

時間をかけてあなた自身で自問自答でも想いを巡らせることはできますが、できればキャリアカウンセラーや転職エージェントを活用するのがオススメです。対話を通して求職者が本心に向き合う姿を、私は何度も見てきました。

転職エージェントを活用することで

・いつまでもダラダラ求人を探す必要がない

・次に考えるべきことを案内してくれる

というメリットも大きいです。転職しようと決心した理由が解決されるのであれば、前向きなリスタートに一歩近づくと思います。正確に表現すると、あなた自身のキャリア形成に集中できるので

「いろいろやってみよう」

「もっとやってみよう」

「誰かのためにやってみよう」

のように考え方や行動が変わるはずです。私の経験上、あなた自身のキャリア形成に集中できるようになれば、転職成功と捉えてOKです。

 

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自分のなかで「どうなれば転職成功」とあらかじめゴールを決めておきましょう。

それが希望年収や土日休みのような条件面でのゴールであれば、達成したのかどうかわかりやすいですね。これが「やりがいのある仕事がしたい」「営業よりも経理がやりたい」みたいなゴールだと、本当に達成できたのかどうか判断が難しいです。

私も1回目の転職はゴール設定で大失敗しました。自分でも何がしたかったのかわからなくなり、何がしたいのかわからないまま退職しました。採用していただいた会社はありがたいですが、迷惑をかけてしまったと思います。

2回目の転職もゴール設定はあったのですが、入社してからもゴールがどんどん形を変えながら今も勤めています。相談できるプロがいると「本当にやりたいことは何なのか」改めて考えることの連続になりますね。

 

なかなか時間がかかるのがキャリア形成ですが、ここが固まれば成長するしかなくなります。転職成功を実現しましょう。