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【はじめての面接対策】どんな仕事より、どんな人を目指すのか

転職時のポイントをまとめているブログです。今回の記事は「会社を辞める」「会社を探す」「会社に入る」という転職プロセスだけでなく「どう生きていくのか?」という少し大きなテーマです。

 

あなたが転職を検討していたり、今後何十年続くキャリアについて何か想いを巡らせているようであれば、参考にしていただけると幸いです。

 

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栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。

 

どんな30代を目指しますか?

どんな40代を目指しますか?

どんな50代を目指しますか?

というテーマに分解して考えたいと思います。

そもそも、求職者が求人票を見て応募している時点で

「どんな仕事をしたいのか」

「どんな風に仕事をしたいのか」

は伝わっています。ここの受け答えは多くの場合スムーズに進みます。多くの場合、応募書類にも書いてあることでしょう。しかし「どんな人を目指していますか?」と聞かれると難しいのではないでしょうか。

 

何十年という残り人生を考えると「どういう人になりたいのか」を考えておくことがとっても大事です。ここを置き去りにして物事をどんどん進めてしまうと

「あんなに入りたい会社だったのになんか違う」

「あんなにやりたい仕事だったのになんか違う」

「あんなに好きな人だったのに、やっと結婚したのに、なんか幸せじゃない」

みたいな残念な結果が待っていますね。

 

どのようなキャリアに関する記事を読んでも、大枠は変わりません。

・20代は成長期「たくさんチャレンジして伸ばせる能力を伸ばす」

・30代はさらなる成長期、または環境変化への対応期「経験を増やす」

・40代は転換期「今後10年~20年のキャリアについて見直す」

・50代は収穫期「これまでの経験や人脈を活用する」

それぞれの年代で変わりません。

さらに、数十年単位のゴールも設定したいところです。

ベストセラー「7つの習慣」でいえば、ミッションステートメントです。あなたが生涯かけて達成したい使命の話です。

「将来はどのような人になりたいですか?」

このような質問を真剣にされたときに

「安室奈美恵さんのような人になりたい」

だと自爆確定です。面接の場でウケる可能性もありますし、面接担当者が30代後半の女性だったら意気投合しちゃう可能性もあるのですが、ちょっと心配な応募者のイメージですね。

10年後も20年後も変わらないホンモノの使命を、決めておきましょう。

私自身は「子どもが憧れる大人になりたい」にしています。おそらくですが、1人目の子どもが生まれたときから変わっていないんじゃないかな。これはほんのちょっとした自慢です。多分ですが、私は家で「働きたくないな」「会社なんて行きたくないな」「子どもの頃に戻りたいな」というオーラを出したことはないと思います。確認したことはないですが。

期待も込めて、子ども達は「早く大人になりたいなぁ」「早く働きたいなぁ」と思ってくれていると思います。そうであってほしい…確認したことはないですが。

仕事のなかでも、家庭のなかでも、地域でも、趣味でも、自分の振る舞いの軸は変わらないように心掛けています。子どもの様子や反応を見ていれば、マイバロメーターになります。

 

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今回の記事の目的は転職時の面接対策です。さらに発展してみると、より良い人生に繋がる考え方です。さらにさらに言ってしまうと、大人がみんなお金のためだけじゃなく、何か魂をかけてやっている姿は必ず子どもに伝わります。

 

大人が子どもの憧れの存在になれば、日本の未来も上向くかな。どんな人になりたいですか、その通りにしてますか。耳が痛くて中耳炎になりそうな質問ですが、寝耳に水にならないように普段の心掛けが大事ですね。