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キャリア・短編小説・NIKKO・Fukushima

転職する目的を考える【目標と目的の違い】

転職に関するポイントをまとめているブログですが、今回はいろいろあるポイントでもかなり重要な、目的と目標について考えます。志望校を決めるとき、就職先を決めるとき「そこに行くのはいいけれど、行ったあとどうするの?」と聞くとなかなかズバッとは返ってきません。学習塾教室長、キャリアコンサルタントの立場で「そのあとどうするの?」を考えたいと思います。

 

「どこに行きたいの?」

は考えているのに

「そこで何がしたいの?」

その先に

「どんな人になりたいの?」

までは考えてない受験生、求職者が圧倒的に多いですね。

 

X大学が不合格で行けなくて、Y株式会社に入社できなかったからといって、まさか数十年後に死の間際で

「なんだか、今思えばX大学に行きたかったな…」

「やっぱりY株式会社が良かったな…」

とはならないと思います。この先長くない状況のなかで、自分が納得できる人生を送ることができたなら、進学先や就職先なんて些細な問題に感じることでしょう。そんなことがあったなんて忘れてるかもしれません。

 

栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。

キャリアコンサルタントの傍らで、学習塾部門の教材作成も行っています。

 

子どもも大人もあまり変わりません。

 

例えば志望校を決める場面

「その学校に行って、それからどんな大人になりたいのかな?」

例えば就職先を選ぶ場面

「その会社に行って、それからどんな人になりたいんですか?」

例えば転職先を悩む場面

「その会社に行って、それからどんな人になりたいんですか?」


こういう質問をすると、なかなかスパッと答えられる人はいません。そんな私もここ数年前から考えるようになりましたので、あまり大きなことは言えませんが。

・どこの学校で勉強する

・どこで働く

これらは全部目標です。目標なので行動結果です。一時的な結果です。

・誰と結婚する

は目標ではなくて目的に近いですね。

学校や会社よりも決定的に「どんな人生になるか」影響を与えます。


考えなきゃならないのは

「何のためにそこに行くのか?それからどうするのか?」

という目的なんだなってこの歳になって痛感します。

目的を意識しなかったら意味がないってことですね。


私はずいぶん前から人生の目的を「感謝と貢献」にしています。この2つにつながることを意識して仕事をして、家族とも接しているつもりです。書籍を執筆出版したり、このようにブログを書くのも「感謝と貢献」につながると感じているからです。何を軸に人生を送るのか、それは人それぞれです。ただし、軸を決めて人生を送った方がより人生を送れることは確実です。

 

ぜひ人生の大きな節目こそ「何のために」を考えてみましょう。キャリアカウンセラーとの面談もオススメです。

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ちなみに現在、介護研修と就職支援講座を並行して運営しています。介護研修は必要と目的がヒモづいているのでわかりやすいですね。一方、就職や転職は入口をあまりに意識しすぎて、目的はとりあえずそのうち...となりやすいのが注意点です。

 

参考にしていただけると幸いです。