転職に関するポイントを紹介しているブログですが、今回も面接対策です。
あなたが面接での質疑応答に向けて準備、シミュレーションをしているのであれば参考にしていただきたいと思います。
「尊敬する人はいますか?」
「これまでに一番影響を受けた人は誰ですか?」
これは定番の質問ですね。
日常の会話でも出てきますし、アンケートでも聞かれることはあります。もちろん面接本番でも聞かれますし、私が担当している就職支援講座の受講生にも聞いたりします。
誰にも影響を受けてないっていう人はいないので、自分の学生時代や仕事人生を振り返って
「誰の」
「何を」
「どのように受け止めているのか」
わかる質問です。
栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。
あなたには尊敬する人がいるでしょうか?
なぜその人なのか理由がありますか?
説明できますか?
普段は説明できる必要はありませんが、面接の場では内容がしっかり伝わらなければもったいないですね。
「尊敬する人はイチローです」
「尊敬する人はメッシです」
とか言うのは簡単ですが、面接担当者に
「影響受けるほど知ってるのですか?」
「それであなたはどう変わったの?」
とマジメに聞かれると、なかなか難しいと思います。
反対に、一気に身近な存在で「尊敬する人は父親です」というのも、影響を受けているのが当たり前なだけに難しいです。
何か自分の考え方や働き方に大きくインパクトを与えたエピソードか、または身近だからこそ新たな発見があったのか、振り返ってみましょう。
自分の長所を一度整理して、過去を振り返って考えたときに「誰のおかげで行動が変わったのか」が勝負どころでしょう。仕事に対する価値観や性格上の長所、これと感謝している相手がイコールなら説得力あります。
・あの人のおかげで今の私がある
・あの人みたいになりたいと思った
と言える方がいるでしょうか。
ふとした気づきを与えてくれた相手でもいいでしょう。
誰よりも感謝している相手が尊敬する人と考えれば、相手がパートナーでも自分の子どもでもアリです。
私自身も親になってみてからの気づきは、数えられないくらいたくさんあります。そういう意味では、自分の家族も感謝の相手になりますね。
インパクトのある回答が意外と難しい質問だと思います。オーソドックスに答えてもいいですし、意外な回答でもOKです。
面接担当者だって
「どうせ答えは準備してきたんでしょ?」
と構えていますから、そこからどのようにあなたの考え方や働き方が変わったのか、あなたの長所にどのように繋がっているのか、今一度考え直す価値はあると思います。