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栃木発「プロフェッショナルな自分を目指そう!」

なぜその業界を選ぶのか?【転職エージェントが考える面接対策①】

栃木県宇都宮市で就職支援講座を運営したり、転職エージェントとして北関東エリアで転職支援を行っています。転職で成功するためのポイントを紹介しているブログですが、今回のテーマは応募書類作成と面接対策です。特に志望動機で重要な「なぜこの業界を選ぶのか?」に注目するので、あなたが志望動機を考えるうえで悩んでいるようであれば、参考にしていただきたいと思います。

 

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栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。先日の就職支援講座ではサンマ加工工場を例にした講義を行いました。

例えばですが、あなたが食品製造業に応募するとしましょう。サンマに限らず、食品製造業に応募したら面接の場で「なんで食品の製造業を希望するのですか?」と当たり前のように聞かれることでしょう。

このときに「食べるのが好きだから!」と、これまた当たり前のように答えてもイマイチです。元気よく答えても「そりゃそうでしょ」って感じですね。

 

食品の製造業界はひとつのミス、事故が購入していただく顧客に大きな迷惑をかけるかもしれない、会社にも大きなダメージを与えるかもしれない、と考えると責任感と社会的使命が大きい業界です。そう考えると、毎日同じような業務を行うかもしれませんが、口に入れるものなので安全に対する意識が非常に重要でしょう。

その一方で生活に密着しており、思い出の味、懐しい味にもなります。あなたにも忘れられない味があるのではないでしょうか。小さい頃に初めて食べた変な料理、誰かと一緒に買った缶詰、食べるということは毎日のことなので思い出せるエピソードも数多いと思います。

 

食品製造業ならではのリスクとやりがいまで考えて、面接の場で「だから私はこの業界に挑戦したいです」と答えることで「だから本気なんだな」と伝わることでしょう。違う業界からの転職であるほど「何のために」が大切ですね。ここを突き詰めれば、前職を辞めた理由もすんなり納得してもらえるはずです。

 

私が勤めている会社では、パートや派遣はほとんど扱っておらず、正社員の転職支援をメインに行っています。転職希望者は8割は現状の不満や問題解決、2割は他にやりたいことがある、というバランスです。

不満がある場合は、転職することによって本当の不満がちゃんとクリアになるかどうかを考えればいいのですが「他にやりたいことがあります」という希望のときは、キャリアコンサルタントとして私は、慎重にその希望を整理して進めていきます。

・違う業界へのチャレンジは大きな年収減が当たり前

・なぜその業界を希望するのか整理してから応募する

この2つを抑えながら、二人三脚で志望動機を固めていきます。

 

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ちなみに私は現在の会社に入社するときに、そんな部署や業務がないのに面接で「将来は税理士になりたいんです!」と訴えていました。普通に考えれば「じゃ、会計事務所に応募すれば」と冷たくあしらうところですね。今でこそ笑い話になっていますが、面接官だった代表は、私の的外れな自己アピールを聞きながら

「別にお金のプロかどうかは、あまり重要ではないのかな。顧客が社長だったりして、肩を並べて相談、提案するような仕事がしたいのかな」

と私の本当の選択軸を見抜いていました。晴れて採用していただき、キャリアコンサルタントとして、様々な会社の社長や人事担当者2,000人以上との出会いがありました。

 

あのまま税理士を目指して、就職活動が放浪の旅になっていたら、かなり違った今になっていたことでしょう。そんな感謝も最近になって感じています。参考にしていただけると幸いです。

 

ちなみにこちら、イワシの加工工場を舞台にした短編小説です。