栃プロ

栃木発「プロフェッショナルな自分を目指そう!」

自己紹介うまく言えますか?【転職エージェントが考える面接対策②】

先日、就職支援講座にて自己紹介をテーマに講義をしました。

自己紹介は本当に難しい、と教える側も改めて実感です。面接をするときも、企業側にすでに履歴書も職務経歴書を渡しているのに、あと何を言うの?となるかもしれません。ここで「自己紹介をお願いします」と質問している面接担当者の意図を理解しないと、言いすぎ、言わなすぎになってしまいます。

 

f:id:flowers4algernon:20200422221046j:plain

 

栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。

 

私が転職支援を行う際に、企業の採用窓口に求職者情報を提案します。推薦という表現を使っていますが、多くの場合はキャリアデータを渡すだけでなく補足情報を加えて推薦します。

「この方は接客現場で様々な方とコミュニケーションを行ってきており、対人スキルに強みを持っています。この経験を活かして今後は提案営業に挑戦したいと考えています」

「この方は日商簿記2級の資格取得を機に経理へのキャリアチェンジを考えています」

このように、いくら転職エージェントがキャリアや希望を提案したって、採用窓口から出てくる言葉は

「この人、どんな人?」

結局これです。採用窓口から面接担当者に渡る情報は、応募書類だけではなく「こんな人らしいですよ」も含まれます。そりゃそうですよね。スキルがどうとかよりも、これから会う人はどんな人か聞いておきたいです。

 

いち早く求職者の第一印象を得るためには、フリートークでの自己紹介が一番わかりやすい、という事実はあります。2分くらいの自己紹介を冒頭に持ってくる面接は非常に多く、効果的です。

面接担当者は、事前に求職者の情報を見て「こんな人だろうなぁ」というイメージは持った状態で初対面します。書類を目にしたときから社内では「今度こんな人が面接に来るらしいよ」みたいな会話もあるでしょう。求職者の知らないところで、そんなプロセスを経ていざ面接です。

面接担当者は当然「思ってた通りの人かな?」みたいな先入観で臨みます。忙しい合間を縫って期待して面接に臨みます。それを確かめるには、フリートークで自己紹介をしてもらうのがわかりやすいです。

「すごい笑顔で話す人だな」

「あぁ、やっぱり話が長い人だな…」

良くも悪くも、面接担当者は先入観を確認するような意識も働くので、自己紹介での第一印象は重要です。面接がうまい企業だと、自己紹介の内容によって面接の中身をアレンジしてきます。

 

自己紹介に関しては、別のブログでもアドバイスをまとめていますが

・応募書類とのギャップがない

・「おや?」と思わせない

これが最低ラインです。中身に関しては、奇をてらわず

・「( 氏名 )と申します」

・「〇〇大学を卒業しまして、新卒で◇◇株式会社に入社しました」

・「主に購買の業務に関わりながら、生産管理や品質管理まで関わってきました」

・「貴社の求人を拝見して、ぜひ挑戦したく応募させていただきました」

こんな程度でOKです。いきなりキャッチーな返答、ビッグインパクトを与えることはオススメできません。ちょっとリスクが大きいです。面白いことや核心的な内容は、フリートークではなく、会話の流れの中で伝えた方がどう考えても自然です。

 

 

理想的なのは、面接担当者の期待通りに自己紹介することです。これができれば、王手の状態で面接が続きます。話の中身でトドメを刺せます。

 

教育業界ではよく「子どもは自分の思い込みを証明しようとする。だから『できる!』という思い込みを最初から持ってもらうことが大切だ」と言われます。起きていることは大人の世界も一緒でしょう。「自分の第一印象を確かめたい」という目的があるとしたら、最初の外見と自己紹介でほとんど面接の成否は決まってしまうかも、です。

 

名前や年齢は見りゃわかります。2分で「なんかこの人楽しみだな」と思わせられるかを考えなきゃです。第1ラウンドが一番大事ですね。