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日光地元民が教える!滝と神社のコラボ【若子神社・滝尾神社】

日光には数多くの神社がありますが、地元民がおすすめしたい穴場の神社を2つ紹介します。

日光東照宮や日光二荒山神社ほどは、有名な神社ではないので、初詣のようなタイミングでもあまり混雑することがありません。

どちらの神社も

・日光二荒山神社に深く関わっている

・大自然に囲まれた環境

・すぐ近くに美しい滝がある

といった共通点があります。

日光を歩く際には、ぜひ参考にしてみてください。

 

若子神社

日光世界遺産エリアよりも、少し先にある若子神社(じゃっこじんじゃ)は、820年に空海が創建したと言われています。駐車場からは近いのですが、高台にあり石段を登りますので、なかなかの運動になります。

当初は寂光寺、または寂光権現と呼ばれていましたが、1871年の神仏分離によって寂光権現(権現とは神を表す表現のひとつ)が廃止されて、寂光が若子と変化して、若子神社となりました。

日光二荒山神社の摂社であり、日光二荒山神社の主祭神との関りが深い神を祭っていることがわかります。

祭神は下照姫命(したてるひめのみこと)、古事記や日本書紀に登場する代表的な神の1人である大国主神(おおくにぬしのかみ)の娘であり、縁結びのご利益が有名です。

 

寂光の滝

若子神社の脇をさらに進むと、寂光(じゃっこう)の滝があります。少し足場が悪いので、カカトがある靴や滑りやすい靴だと危ないかもしれません。

坂を下って歩くと、森の中から流れ落ちるきれいな滝も拝むことができます。

この寂光の滝で修行した空海が、先ほどの若子神社を建てたと言われており、神社一帯を包み込んでいるようなパワーを感じます。

 

滝尾神社

滝尾神社(たきのおじんじゃ)は、すぐ近くまでマイカーで行くこともできますし、日光東照宮から歩いて行くこともできます。

こちらも空海が創建したと言われており、同じ820年ですが、若子神社より先に建てられました。

途中には開山堂もありますので、余裕があれば立ち寄ってみるのもおすすめです。

勝道上人は男体山に登頂して、世界遺産「日光の社寺」の原型を造りました。その勝道上人が眠る開山堂は、日光における重要な聖地です。

滝尾神社に到着です。こちらも石段を登っていきますが、やがて平らになりますので比較的歩きやすいと思います。

滝尾神社は日光二荒山神社の別宮です。

祭神は田心姫命(たごりひめのみこと)であり、日光二荒山神社の主祭神である大己貴命(おおなむちのみこと)の妃神です。縁結びだけでなく、子授けや安産にご利益があります。

 

白糸の滝

滝尾神社とは違う方向に、小さな橋を渡ると白糸(しらいと)の滝があります。

こちらは、寂光の滝と比べると高低差は小さいのですが、滝の音が轟音ではなく優しくて、糸のように流れる様子が美しいのが特徴です。

ヒーリングスポット、パワースポットとして、知る人ぞ知る名所になっています。

 

まとめ

いかがでしょうか。

地元民がおすすめしたい、日光の若子神社と滝尾神社を紹介しました。

どちらの神社も、真言宗の開祖である空海、弘法大師が滝で修行した後に、創建したと言われています。それだけに、お参りするだけではなく、滝のある景色を楽しむことができるので、もっと知ってもらいたい観光スポットです。

注意点もありますので、補足します。

どちらの神社も、晴れている日でも陽が当たりにくいので寒いかもしれません。また石段や山道を歩くので、滑らないような靴が必要です。

また、駐車場まではバスが通っていませんので、移動手段はマイカーやレンタカーに限られてしまいます。さらに道が細いので、運転に自信がなかったり、初詣のような出入りが集中するような時期に関しては、訪れるタイミングを検討した方が良いでしょう。

 

 

これらを踏まえても、人が集中するような神社を避けて、神秘的な雰囲気に包まれた神社でお参りをして、さらに景色も楽しめる魅力はとても大きいと思います。

日光におでかけの際には、ぜひ参考にしてみてください。