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深さ100mの紅葉【瀬戸合峡】奥日光の絶景スポット

奥日光にある観光名所、瀬戸合峡(せとあいきょう)をご存じでしょうか。

日光の名所といえば、二社一寺、中禅寺湖、華厳の滝など、たくさんあるわけですが「知る人ぞ知る」という表現がピッタリの絶景スポットを紹介します。

新緑の季節に緑に囲まれるのも素敵ですし、真夏でも30℃を超えることは珍しく、ダムを背景に360°見渡せる紅葉は、別世界のステージに飛び込んだような感覚を味わえます。

今回は、紅葉シーズンのクライマックスに足を運びましたので、その雰囲気を楽しんでもらえたらうれしいです。

(2024年11月現在の情報です)

 

鬼怒川を守る川俣ダム

瀬戸合峡は、鬼怒川の最上流に位置するダム、川俣ダムに隣接したロケーションです。

その川俣ダムは、歴史上何度も氾濫して、大きな洪水被害を発生させてきた鬼怒川を調節するために、昭和41年に完成しました。

川俣ダムから見た瀬戸合峡も素晴らしいです。あちらに向かってみましょう。

 

簡単には行けないアクセス

瀬戸合峡は、良くも悪くも日光の奥地にありますので、ちょっと寄り道で行けるような場所ではありません。霧降高原からさらに北上するか、川治温泉から西に向かってたどり着きます。

今回は川治温泉の方向から向かいましたが、すでに紅葉が広がっており、かなり気持ちいいドライブが楽しめます。急カーブが連続するわけではないので、いろは坂よりはかなり走りやすいと感じます。

 

ナビで目的地セットする場合には「瀬戸合峡」よりも「川俣ダム」にした方が、駐車場までスムーズかもしれません。

広い専用駐車場(上写真)がありますが、16時には閉まるので注意が必要です。

 

ここから遊歩道に向かいます。しばらく下り坂が続きますが、歩きやすく舗装されています。

瀬戸合峡の行き止まりまで進んで、そこから駐車場に戻るまでは1時間ほど必要です。

 

川俣ダムから瀬戸合峡へ

階段を降りてさらに進んでいきます。瀬戸合峡に向かう入口(下写真)は15時で閉まるので、こちらも注意してください。

ここから先は、ちょっとした山道に変わります。手を使って進むほどではありませんが、上ったり下ったりで階段が450段程度あります。

なかなか気軽には行けない遊歩道ですが、頭上まで広がる紅葉は本当に見応えがあります。

 

徐々に迫力ある川俣ダムが目の前に迫ってきました。

そろそろゴールです。吊り橋と一緒に、凝灰岩が浸食されたことによって生まれた、深さ100mの峡谷が見えてきます。

 

渡らっしゃい吊橋

本来は川俣ダムの管理用に架けられた吊り橋でしたが、平成16年に観光用の吊り橋としてリニューアルしました。経緯が経緯なので、ここで行き止まりなのは残念ですが、2km続く峡谷と巨大ダムに挟まれて、上下左右どこを向いても見応えのある岩壁の絶景に包まれます。

もうすぐ紅葉の季節が終わってしまいますが、冬期休業が明けましたら、また来春から絶景を楽しめますので、ぜひおでかけの際に参考にしてみてください。

 

 

このままいつまでも残ってほしい景色でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。