今回の動画では、会津地方 下郷町のおすすめ観光地について紹介します。
ここでしか体験できない観光スポットがたくさんありますので、ぜひ参考にしてみてください。
江戸時代に迷い込む大内宿
最初に紹介するのは、大内宿です。
江戸時代、会津若松から日光今市を結ぶ会津西街道の重要な宿場町として栄え、当時の面影をそのまま残した貴重な村です。
大内宿は、国道121号から10分くらい走った先にあります。
駐車場料金は普通車500円、料金の一部は景観の保存、補修、整備に活用されています。
道路を渡って少し歩くと、茅葺き屋根の家々が見えてきます。
会津西街道の宿場町として栄えた大内宿ですが、田島宿から会津城下までのルートが今と昔では少し違います。そのため、交通路の変化による開発を逃れ、昔の面影を今に留めています。
この日は天気もよく、青い空に茅葺屋根が映え、とてもきれいでした。道は広く、舗装はされていませんが、なだらかです。車椅子の方や愛犬の散歩の方もいらっしゃいました。両脇にある水路も、昔の生活をそのまま物語っているようでした。
ちょうどお昼の時間でしたので、名物の「ねぎそば」をいただきました。
冷たいそばにネギが丸々一本ついてきます。
このネギでそばを食べるのですが、そばを上手にすくえるまで、少し練習して、なんとかネギで食べることができました。一気にかじりつくと、新鮮なネギの辛味にちょっとびっくりします。
ネギが苦手な方は、ねぎそば以外のメニューもたくさん揃っています。
茅葺き屋根は、夏涼しく、冬温かいという利点がありますが、火災に弱いため、毎年一斉防災訓練を行っています。こちらは飾ってあった写真ですが、この迫力ある水柱を実際に見てみたいなぁと思いました。
さて、大内宿のお土産ですが、民芸品や新米、自分たちで育てたお米で作ったせんべいなどを売っている店もあり、どれも魅力的で迷いました。
こちらの青葉せんべい、楽しく試食させていただき、とても美味しかったので決めました。ここでしか買えないそうです。
高倉神社
せっかくなので高倉神社にも行ってみました。
大内宿の中程に、大きく立派な第一の鳥居があります。高倉神社は、平清盛に反旗を翻した高倉以仁王(たかくらもちひとおう)の鎮守の社です。
少しあるくと第二の鳥居(上写真)が見えてきます。周りが山々に囲まれています。私の足音しか聞こえないくらい本当に静かです。
鳥のさえずり、水路を流れる音が心地良かったです。
第三の鳥居(上写真)をくぐると本殿があります。龍の彫刻や大杉など、見どころもありますので、ぜひ行って見てください。
年間80万人が訪れる大内宿。昔の風景だけでなく、そこで働く方々が皆さん、気さくで温かく、優しかったです。テーマパークのような演出は皆無、良い意味で民間企業のような営業感がまったく感じられないところが素晴らしかったです。
自然が造り出した芸術 塔のへつり
次の観光地は、大内宿から車で20分ほどの「塔のへつり」です。
へつりとは、この地方の方言で「危険な崖」という意味です。1943年に国の天然記念物に指定されています。
手前にある無料駐車場から歩きます。100万年の歳月をかけて、侵食と風化を繰り返しできた全長200メートルの崖を歩くことができます。
吊り橋をわたって、いよいよ「へつり」を歩きます。
階段を登ると、虚空像菩薩が祀られたお堂(下写真)があります。
こちらでお守りを買うことができます。
1つ1つのへつりには名前もついていますので、より深く知りたい方は調べてから遊びに行くともっと楽しめると思います。
ホッとする道の駅 しもごう
最後の観光地は「道の駅 しもごう」です。標高862メートル。透き通ったような空気に包まれます。
ゆっくり休めるスペース、地元野菜の販売などがあります。ジャージー牛のソフトクリームも美味しかったです。
今回は会津 下郷町の観光地を紹介しました。
このあたりで観光を1日ゆっくり遊んでもいいですし、会津若松との組み合わせで満喫しても楽しめる観光スポットです。