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【男体山】登山方法と初心者チャレンジした感想

栃木県でもっとも標高が高い男体山(なんたいさん)に、初めてチャレンジした内容や感想を紹介します。40代と小学生のコンビで、実際のところどうなのか?

 

 

これから挑戦したい方の参考になれば幸いです。

上写真の手前、日光二荒山神社中宮祠(ちゅうぐうし)が出発地で、奥に見えるのが男体山です。

二荒山神社は宇都宮市内にも別物があり、区別するために「日光二荒山」と呼んでいるようです。二荒山とは男体山のことを指すので「男体山神社」そのままですね。

なぜ二荒山が2種類あるのか不思議ですよね…いくつかの説があるようです。

ちなみに「中宮祠」とは、日光二荒山神社の

本社(ほんしゃ)・・・日光東照宮の隣にある

奥宮(おくみや)・・・男体山の頂上付近にある

これらの中間地点ということです。

 

男体山とは?

標高2486m、日光国立公園内にあり、中禅寺湖のすぐ脇にそびえ立ちます。

40代後半の私と11才の長男で向かったわけですが、山登りの難易度、私の体力低下、長男の成長を考えると、この先5年くらいが登頂できる最後のチャンスかな?と思って、準備をしてきました。

日本百名山に数えられ、日光二荒山神社中宮祠を通って、山頂を目指すことになります。事前に調べた感じでは、難易度は初級~中級、私自身も2000m以上の登頂は1回しか経験しかなく、正直なところ今回は「とりあえずやってみよう」というモチベーションでした。

 

駐車場は?

神社のすぐ目の前に駐車場があり、中禅寺湖の周囲にも駐車できる場所はあるのですが、すぐに埋まってしまいます。この日(5月3日)は、ゴールデンウィーク後半の初日だったからか、朝の7時くらいには近隣には駐車できない状態でした。

しょうがないので、少し先の旧二荒レストセンター(上写真)の敷地へ向かいます。

残念ながら、随分と放置されている状態のようです。ただの駐車場になっているわけですが、意外と?きちんと整列して駐車しています。こちらは帰る際にも余裕があったので、おそらく満車になることはないんじゃないでしょうか。

防犯も兼ねて、建物は撤去してもらいたいところですね。

 

記帳手続きについて

ここからショートカットして、日光二荒山神社に向かいます。受付までの所要時間は5分くらいなので、トイレを済ませて登山者記入所(下写真)で用紙に記入します。

・トイレはここで最後

・水は1人1~2リットル準備

・用紙に記入する際は、連絡できる(自宅等にいる)人の連絡先とその続柄を記入

の3点が注意点です。入山料1000円(小中学生は無料)を現金で支払い、お守り?を受け取っていざ出発です。

神社がスタート地点、というのは緊張感があって素晴らしいですね。日光連山が古代より信仰されていた歴史を感じさせます。

 

服装・装備について

5月上旬でしたが、朝7時で気温が5℃くらい、私は上4枚でパーカー、長男は上3枚+ジャンパー、という服装でした。後は慣れている運動用のシューズであれば問題ないのではないでしょうか。

終日快晴で途中から暑くなったので、2人とも1枚ずつ脱ぎました。曇っていたらちょっと肌寒かったかもしれません。帽子は持っていかなかったのですが、晴れることがわかっていたら、あった方が間違いないと思います。

トレッキングポール(登山用の杖)を持っている方は多かったですね。無くてもいいんでしょうが、あれば登りも下りもラクになると思います。次回は購入予定です。

 

実際の雰囲気は?

スタートから1合目までは、階段状になっているので歩きやすいです。段々と足が上がらなくなってきますが、東屋(下写真)がありますので、日陰でゆっくり休憩できます。

1合目から2合目に向かうと、普通に山道になってきます。大きな岩や木の根が広がっていて、下を向いている時間がかなり長くなる印象です。

2合目くらいまでは、私も無心で歩きながら、たまに長男と喋りながら歩く感じで、余裕でしたが、ちょっと「リュックの積んでいる水が重いな…」と思っていました。

2合目から3合目は、個人的にかなりきつかったです。斜面が急になり、下写真のように足元が不安定になってきます。長男は「3合目で帰ろう…」と数分おきに口にする感じでしたが、私もちょっと賛成しかけていました。

3合目到着(下写真)です。

少し広い場所に出ますので、ここでいったん休む方も多いのではないでしょうか。水分補給や天気を見ながら服装の調節をして、また出発です。

ここから4合目までは、ずっと工事車両用の道路だけを歩くので、一気にラクになります。坂も急ではないので、ちょっと一休みしながら進むけど、実際は全然進んでいないよね…という我慢の時間が続きます。

かなり大きく蛇行しながら歩くのですが、足元に中禅寺湖が見えるようになります。ここまで頑張ったボーナスタイムです。耳を澄ますと、遊覧船の汽笛やアナウンスも聞こえて、中禅寺湖を一望している感動で生き返ります。

このあたりから、追い越される登山客、上から戻る登山客に会うことが多くなります。挨拶をしているだけで、なんか元気になりますね。

4合目(下写真)も少し広い場所なので、ゆっくりと休めます。サプリ系のおやつとしっかり水分補給をして「また山道なのね…」と思いながら踏み出します。

つぼみ越しに中禅寺湖(下写真)が見えます。だいぶ遠くに見えるようになりました。帰る体力も考えると、そろそろ限界って感じです。最低目標が4合目、できれば5合目って考えていたので、無理せずに判断です。

実際は、5合目からもう少しだけ進んだのですが、初めてのチャレンジは以上のような内容でした。雰囲気がわかったので、3回目くらいで登頂できればいいかな、という手応えでした。

かなり休憩を挟みながら(8回くらい?)だいたい7時に神社を出発して、12時くらいに下山でした。

無理に登頂を目指さなくても、中禅寺湖エリアで宿泊した日であったり、日帰りでも身体を動かしてリフレッシュできると思います!ぜひ参考にしてみてください。

男体山

(2023年5月現在の情報です)

住所 栃木県日光市中宮祠2484(日光二荒山神社中宮祠)

電話 0288ー55-0017

開山 4月25日~11月11日

受付 6:00~12:00