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キャリア・短編小説・NIKKO・Fukushima

日産リーフで再生バッテリーに交換すると【6セグ→10セグ】

いつもは転職支援の現場から、キャリアに関する話題を書いているブログですが、今回は番外編として日産リーフの再生バッテリーについて紹介したいと思います。

購入してみて実際に1年以上走りましたが、何かしら参考になれば嬉しいです。

 

2019年5月に急遽マイカーの買い替えが必要になって、とりあえず頭金を抑えて、しかもランニングコストが安く済むように、本体価格50万円くらいの日産リーフを中古(平成24年)を購入しました。

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購入した当初は満足度90点くらいです。

見た目が意外とハマること、乗り心地、そして充電して走るという新しい感覚、特に小2の長男も一気にクルマに興味を持つようになりました。このときはバッテリー容量7セグ、急速充電で70キロ弱くらいまでは充電できました。

遠出をしない限り1日に走る距離は50キロ程度だったので、会社から帰る途中で30分の急速充電をすればOKです。実際に30分で電話連絡やブログを書いたり、やることはたくさんあるので、充電はまったく苦にならなかったですね。

帰り道で急速充電スポットが4箇所あることで、充電開始の待ち時間もほぼゼロです。

 

ちょっとやばいな…と考えるようになったのは12月くらいからです。目に見えて急速充電で走れる距離が減ってきました。いくつかの要因が重なったと思います。

・スタッドレスタイヤに変えたことで燃費(電費)が悪くなった

・7セグから6セグに減って充電容量自体が減った

・気温が下がったことで充電されにくい

特に、気温が下がったことがかなり大きかったようです。さすがに気温がひと桁になると、エアコンを使うのでもう絶望的です。

充電が遅い+スタッドレスタイヤで走る+エアコン(暖房)を使う、このトリプルパンチで、感覚的には夏場の半分くらいのバッテリー能力と考えてOKです。

 

毎日のように、走行可能距離がひと桁になってから急速充電をするので、充電後も全然余裕がありません。

朝は長女(中2)を少し遠い中学校まで送るので、エアコンONで走って、残り10キロくらいで急速充電してから会社に向かい、会社からの帰りにまた急速充電、と1アクション1充電のような相当効率の悪い生活になってしまいました。

 

それでも急速充電をしている30分は有効に使って、なるべく時間が無駄にならないように仕事の組み立てを考えていましたが、それこそ無駄な労力ですね。アタマの中は常に、残りの走行可能距離と急速充電スポットまでの距離の計算です。行き先と「どこで充電するのか?」をセットに考えないと、まるで遭難しそうな気分です。

家族でかなり悩みました。

・別な安い中古車に買い替える

・新品バッテリーに交換する(65万円+工賃)

・再生バッテリーに交換する(38万円+工賃)

・とにかく今年の冬は我慢して暖かくなってから考える

・自宅で充電工事をして、朝にはフル充電されている環境にする

 

選択肢はいくつかあったのですが、思い切って再生バッテリーの購入にしました。

発表当初は30万円(+税)の価格だったものが、購入時には385,000円(+税)とかなり値上がりしており気持ちが揺れたのですが、使用済みバッテリーから状態の良いセルを集めて再製品化するというリサイクルの考え方と値段のバランスで決めた感じです。

工事費は38,000円くらいです。こちらだけは日産カードの割引対象なので、バッテリー本体は現金、工事費はカードです。 

事前の情報では、再生バッテリーにすることで最低10セグには戻るとのことでしたので、それで5~6年快適に乗れるのであればOKかな?という判断です。

 

購入するには少し大きい日産販売店に行かなければならなかったので、予約をしてから訪問しました。再生バッテリー工場に提出するとかで、現状の6セグのバッテリーを診断して、交換が終わったら旧バッテリーは日産で引き取ってもらう誓約書?みたいなものにサインをして終了です。

手続きはこれだけです。そんなこんなで再生バッテリーが到着するまで4週間待ちます。

 

交換はすぐに終わります。私の場合はタイミングが合わなかったので、代車を2日間借りましたが、当日回収もできるかもしれません。事前に言われていたように10セグに戻りました。フル充電で130キロくらいで納車されました。

※追記

再生バッテリーに交換して3年が経過しましたが、まだ9セグで走っています。あくまで私のケースですが、参考までに。

 

とりあえず1日に2回も急速充電をすることもなくなり、まずまずの使い勝手に戻りました。急速充電でもエコモード80キロ〜100キロには充電されるので、エアコンもほぼ使いたいように使えます。 このバッテリー状態を維持したいので、近々自宅の充電工事も行う予定です。こうなったら次も電気自動車は決定ですね。

 

 

今回は再生バッテリーの体験談ですが、クルマを買う、維持するというのは本当にお金がかかります。

私自身3人の子育てをしながらサラリーマン生活をしていると、クルマが資産なのか負債なのか…わからなくなることがあります。再生バッテリーに交換したことはベストな選択だったのか自信はありません。でも家族が納得しているので、とりあえずは良かったかな、という感想です。

 

お金をかけずにクルマの買い替えをしなければならない、(中古の)日産リーフに乗ってはいるがバッテリー劣化でアタマが痛い…そのような方々に参考にしていただきたいと思います。