鬼怒川ライン下りについて、楽しむための基本情報と実際に乗ってみた感想を紹介します。日光・鬼怒川方面に旅行を検討しているのであれば、参考にしてもらえるとうれしいです。
2023年5月現在の情報です。
鬼怒川温泉の中心を流れる鬼怒川を、船に乗って約6キロ(40分程度)下っていく体験型アトラクションです。ちょっと水しぶきが飛んでくる?くらいの感覚で、救命胴衣さえ付けることができれば1歳から乗船可能です。
多少濡れても平気なら、全然手ぶらでもOKです!
駐車場~乗船場
駐車場は案内板に従って、専用駐車場(3時間500円)を利用するか、5分程度離れた鬼怒川温泉の駐車場(2時間200円、以降1時間100円)を利用することになると思います。
ライン下りが終わってからはバスで上流まで送ってくれて、どちらでも停車します。前後の予定などを検討して決めてもらえれば良いと思います。
電車であれば、鬼怒川温泉駅から歩いて乗船場まで行くことができます。帰りのバスで鬼怒川温泉駅で降りるパターンが多いと思いますが、東武ワールドスクウェア駅でも停まりますので、そこで下車して遊ぶことも可能です!
乗船場は2階から乗船場付近を見下ろすことができますので、時間に余裕があったらおすすめです。タイミング次第では、トラックで上流まで運んだ船をクレーンを使って川まで降ろす光景(下写真)が見られます。
これだけでも、なかなかの迫力で面白いですよ。
受付~乗船準備
空いていれば当日の乗船も可能ですが、基本的には時間を決めて予約するのが間違いないと思います。受付で氏名を伝えて、予約内容の確認と支払いをします。
現金だけでなく、キャッシュレスに対応しているのがいいですね。予約時にクレジットカード決済を行わないのですが、勝手ながら
・悪天候で欠航することがあるから
・ロープウェイとのセット購入を当日決められる
という利点があるかな、と考えています。
(ちなみに、多少の雨でも決行するようですが、悪天候であったり、その結果の増水等で中止となることがあるようです)
私たち家族は事前の予定通りに、ロープウェイとのセット割引で購入しました。
救命胴衣を受け取り、そのまま階段を降りて、川原でセッティングします。救命胴衣はカンタンに装着できますが、頑丈でしっかり浮いてくれそうです。必要以上に大きくはないので、子どもでもそれほど嫌がらないんじゃないかな?
もらったビニール袋を手に乗船準備です。
船の中は座敷のようになっているので、脱いだ靴をビニール袋にしまいながら乗り込みます。私たち家族が乗った時には、乗車率50%くらいだったので足を崩しながら座ることができました。
船頭さんに案内されて出発です。
この日はゴールデンウィーク後半、快晴、乗った時(9時30分前後)の気温は20℃くらいでした。3隻の最後尾で出発です。
乗船直後の様子
船頭さんの喋りが、なかなか味があって面白いのですが、後ろの方に座るとちょっと聞こえないかもしれません。勢いよくスタートしますので、最初のうちは次々に展開する景色に目を奪われて、キョロキョロ忙しい感じです。
最初の1分で「あぁ、幸せだ…」何も感じられない状態でした。
ラフティングではないので、迫力を求めるアトラクションではありませんが、ゆっくり時間を贅沢に使う感じです。
新緑の季節でしたが、緑のグラデーションが素晴らしく、空の青さと川の青さの対比、川底まで見える近さ、全部新鮮です。
少し進むと、船頭さんの喋りのペースがわかるようになってきて、落ち着いて乗っていられるようになります。
やがて、鬼怒楯岩大吊橋(下写真)が見えてきます。こちらはこちらで、観光客が寄り道するポイントなので、たくさんの人たちが手を振ってくれます。
左右に広がる岩の表情も様々で、自然の力強さを感じます。いつも見ている空までも、何か特別なものに見えるから不思議です。
これだけ晴れていたら、帽子はあった方が間違いないです。もうちょっと夏になって、混んでいたら、汗をかきながら乗ることになるでしょう。
展開が変わる中盤
中盤は少し流れが速くなり、船の進むスピードも上がります。遠くの森を見ているとそうでもありませんが、川原に目を向けると、目線の低さもあってなかなかのスピード感です。
中間地点を過ぎると、流れは穏やかになってきます。ひたすら景色を楽しむリフレッシュタイムって感じです。船頭さんも所々で解説する程度で、良い意味で放置してくれます。
正直なところ、天気ガチャな部分はあるので「絶対におすすめ!」とは推しにくいのですが、機械的なアトラクションとはひと味もふた味も違う体験ができます。
ちなみに、近隣ホテルのチェックアウトが10時なので、10時以降は乗車率が高くなり、満席になることも増えます。予約画面でもその雰囲気は察することができるのですが、おすすめは圧倒的に9時台ですね。
終盤~送迎バス
最後の方は、あまりに流れがゆっくりなので、モーターボート?に3隻とも連結して進みます。上写真ではわかりにくいですが、引かれるままに下船する場所に向かいます。
上写真のような感じで、カラになった3隻を見送って終了です。
そこから階段を進んで、休憩所兼バス停で待つことになります。待っている時間は15分くらいだと感じましたが、ちょっとしたドリンクやおみやげを買ったりして、ちょうどいい時間です。
だいたいの所要時間は、ライン下りで40分、送迎バス(下写真)が待つ時間と乗っている時間を合わせて30分、といったところでしょう。駐車場に戻ってみたら、ちょうど2時間が経過していました。
家族5人、ロープウェイ込みで20,000円弱くらいの費用ですが、自然に囲まれてみんなで楽しめるアトラクションを探しているのであれば、ぜひ検討してみてください!
リピートしたいくらい良い思い出になると思いますよ。
住所 栃木県日光市鬼怒川温泉大原1414
電話 0288-77-0531
定休 無休(4月下旬~11月下旬のみ営業)
※悪天候や河川の状況による運休あり
時間 9:00~15:45(1日12便)
金額
【鬼怒川ライン下りのみ】
・中学生~大人 3,200円
・4歳~小学生 2,200円
・1歳~3歳 700円
【鬼怒川ライン下り+ロープウェイ】
・中学生~大人 3,800円
・4歳~小学生 2,500円
・1歳~3歳 700円