あなたは「48.3」という数字、何を表しているかご存じでしょうか?
48.3
単位をつけると「48.3歳」
これは、ある研究で「人生の幸福度が最も低くなる年齢」として示された数字です。
145カ国のデータをもとに調べた結果、人生の中で、この48.3歳前後が最も幸福度が下がるということがわかっています。
(ダートマス大学 デビットブランチフラワー教授)Blanchflower, D. G.(2021). Is happiness U-shaped everywhere? Age and subjective well-being in 145 countries. Journal of Population Economics.
もしあなたが今
「なんとなく毎日が同じ」
「不満はないけどワクワクもしない」
そう感じているなら、今日の話はあなたのための話です。
20代30代と何が違う?

まだ40代後半を迎えていない方にとっては、正直あまりピンとこないかもしれません。
10代は「勉強や遊び」基本的には自動的に進級進学して、自覚しなくても強制的に成長する装置が整っています。
20代30代は「仕事や趣味」そして「人間関係」本当にあっという間に駆け抜けます。会社や家族など、振り回される要素が増えますが、充実している瞬間に包まれているうちに40代を迎えます。
40代に入って起きる変化
40代になると、一息つく感覚が出てきます。子どもがいる方なら、そろそろ手が離れてくる頃かもしれません。やっと自由な時間が増えた…と思ったら、今度は気力体力が落ちてくる。
年収や会社内でのポジションも天井が見えてきて、内心のどこかで「これ以上は頑張ってもしょうがないのでは...」そういう感情が芽生える頃です。
新しいことを始めようにも、すでに牙は抜かれてしまい、なかなか腰が上がらない。何かを犠牲にしてまで、新しい世界に飛び込むには随分と年齢を重ねてしまった…
「今さら何か挑戦できるのかな…」
そんな不安が、じわじわ出てくるのが40代後半です。
悩みが絡み合うタイミング

40代後半になると、子育てを純粋に楽しむ時期はとっくに終わり、頭の中は、高校や大学で必要になるお金でいっぱい。
自分の親の健康や経済状況も気になり始めます。そもそも自分の老後問題も気になってきます。
仕事に関しても、20年以上も社会に揉まれたことで
・自分ができること、できないこと
・自分の可能性や年収の上限
・現実的に達成できる夢
良くも悪くも、これらがだいたい見えてきてしまいます。
自分の将来も安心ではないのに、子どもの進学、親の健康、全然違う懸念が同時に襲ってきて、40代後半は人生における違うステージに入ったことを痛感するタイミングです。
キャリア相談の現場

私はこれまで、キャリアコンサルタントとして1000名以上の方のキャリア相談を行ってきました。
その経験から見ても、この「48.3歳」という数字はかなり納得感があります。
今の職場に大きな不満はない、でも収入は上がらない。
これ以上、ポジションもモチベーションも上がらない。
仕事には慣れたけど、やりがいが感じられない。
一言で表現すると、なんとなくモヤモヤしている、何を目指したらいいのかわからない。こういう40代の方が本当に多かったです。
なぜ幸福度が下がるのか?
自己投資する余裕も気力もない。成長実感もない。先が見えてしまっている。
この閉塞感が、40代後半の幸福度低下につながっていると感じます。
一方で面白いのは、50代60代になると、幸福度はまた回復していくという傾向です。
どこかで吹っ切れて、趣味や自分の楽しみに時間を使えるようになったり、環境が変化して幸福の捉え方が変化するのかもしれません。
48.3歳の谷をどう越えるか?

この48.3歳という幸福度の谷をどう過ごすかで、人生後半戦の充実度は大きく変わります。40代またはこれから迎える方に、お伝えしたいことがあります。
思い切って転職しよう、独立も考えよう、大きなチャレンジをしてみては、という話ではありません。
今の比較的安定した生活に、ほんの少しのスパイスを加えてみませんか。これまでの経験をいったん忘れて、新しいことに挑戦しませんか。これだけです。
小さな一歩の提案
これまで気になっていたけど、手を出してこなかったこと。
趣味でも、副業でも、ボランティアでも本当に小さな行動で構いません。
その一歩が「まだ自分は成長できる」という感覚を取り戻してくれます。
最後に少しだけお知らせです。
私が主催している「100秒動画編集スコーレ」は、100分の講座で100秒の動画を作る教材です。10分×10本。素材もすべてお渡しします。
動画で示す手順を完全コピーすれば、誰でも同じ動画が完成させることができます。
40代50代を応援する小さな挑戦装置だと思ってください。
それではまた一緒に、40代からのキャリアを考えていきましょう。