tochipro

キャリア・短編小説・NIKKO・Fukushima

日産リーフ(中古5万キロ 50万円)【乗ってから2週間経過】

日産リーフを中古で購入してみて、2週間経っての続編です。

いつもはキャリアについてちょっとマジメなことを書いていることが多いのですが、番外編として何かの役に立てばうれしいです。特に、転職による年収ダウンや急なマイカー買い替えが必要になったときですね。いかに初期投資を抑えてランニングコストもかけずに買い替えるのか、具体的に考える参考になるのではないでしょうか。

f:id:flowers4algernon:20220305092228j:plain

前回の購入に至る経緯をざっくりまとめると、先月まで乗っていたトヨタラクティスがもうすぐ20万キロ達成というタイミングでヤバい状況になりました。毎月のようにエンジンオイルの補充を行いエンジン音もなんか変、と素人の私でも寿命が近いことは明らかです。

 

車検まで1年以上あったのでゆーっくり貯金するなり探せばいいかなーと思っていたのですが、すぐに買える中古車を探す必要がありました。カミさんは一番下の子を保育園に入れてパートをはじめたばかり、長女は中学校入学、長男は小学校入学とイベントが続いていたので頭金はできればかけたくない、かけられない状況です。

 

いろいろネット検索して興味があった日産リーフを見つけました。

・EVはガソリンではない分、月々の出費は減るだろう

・本体価格が50万円だった

・平成24年車だったが外装内装ともにキレイだった

・7セグだった(このときはまだ意味不明)

・日産の正規ディーラーだった

という理由が重なってその日に訪問、即日決めてしまいました。

かなり問い合わせが集中している車種で早い者勝ちみたいな状況だったこともありますが、総額70万円程度をなんとか頭金を用意して買える範囲でした。乗り放題(充電し放題)のプランの存在もこの日に初めて聞いたのですが、毎月2000円で充電スポットに寄って充電し放題、しかも最初の2年は無料なことも決定打でしたね。

 

おそらく担当者的には相当提案しやすい客だったと思います。

 

当初の購入後の生活イメージは、仕事帰りに日産販売店に2日に1回程度寄って30分フル充電して帰る流れです。これをルーティンにすればガソリン代が浮いてとりあえず家計の心配はないと考えていました。

 

実際に乗りはじめてからは、操作を覚えて安全運転することに集中していました。徐々に乗る回数が増えて、ここからが2週間経ってみての感想です。

 

①結局毎日充電している

7セグということは本来の充電能力の半分強くらいですかね?30分の急速充電で走行距離70キロくらいです。私は毎朝長女を中学校まで20キロ送ってから会社に出勤して、それから帰るのですが何も寄り道がなくても毎日40キロは走ります。ギリギリ次の朝に充電することはできますが、何があるかわからないので結局毎日帰りがけに充電しています。

私はどのルートで帰っても日産販売店があるからリーフに決めることができましたが、通勤動線や生活動線に日産がないと、充電のために走る毎日になってしまいます。

 

結局のところ、中古EVは見た目、走行距離、年式よりも充電バッテリーの能力で値段が決まるのでしょう。今回の50万円は破格ですが、どこかのタイミングで自宅の充電工事を行うなりバッテリーの交換が必要にはなります。もしリーフの中古車を検討する際は、バッテリーが10セグを下回っていたら急速充電しても100キロも走らないんじゃないかな?

 

②充電スポットは意外と待たない

先客がいてすぐに充電できなかったことは1回しかありません。これは私が住む宇都宮市だからだと思うので、購入前に充電スポットの混み具合は調べた方がいいかもしれません。

急速充電中の30分私は後部座席に座ってブログを書いたりすることが多いですが、日産販売店の中に入って休むこともできますし時間的な不便はあまり感じていません。電話連絡や本を読んだり会社でいつも最後にやっているようなことを充電しながらやってます。

寄り道しないで、いち早く帰りたいという方には、この生活は向かないでしょう。

 

充電に関しては急速充電を使えば、80%までは早いのですが、そこから先の充電は普通充電で1時間以上かかります。急速充電を連続で使用することはバッテリーにダメージが大きいようなので、私は100%までは充電したことないですね。自宅で充電しない限り時間の無駄です。30分でどこまで充電できるかがバッテリーの能力と考えていいですね。ここはかなりポイントです。

 

③いつもエコモード、しかもエアコン使っていない

エコモードは運転にまったく影響がないレベルなので問題ありません。

アタマ痛いのはエアコンです。エアコンを入れると走行距離で10キロは減ってしまうので今のところ使っていません。春〜夏は窓を開けたりすれば対処できるのですが、冬になるまでに対策を考えないと寒くて乗ってられないでしょう。不便ですが「エアコンってこんなに電気使うんだな」と勉強になりました。

 

④走りは完璧で不満ゼロ、トランクも広い

車幅が広いのでカミさんは運転したくないとのことですが、我が家5人で乗っても問題なさそうです。ラクティスのときには後部座席を倒して完全フラットになったのは便利でしたが、リーフの後部座席は前にしか倒れません。それでも「あー電気自動車っていいかも」と思いましたね。何キロで走っていても新幹線に乗っている感触です。

 

⑤充電設備の工事はお金がかかる

これも数万円で自宅で充電できるようになるので、どこかで出費になります。充電バッテリーを交換して走行距離を一気に延ばすのも手ですが数十万円の出費になります。とりあえず自宅の充電工事を行って朝一ではフル充電に近い状態を実現しなければなりません。

f:id:flowers4algernon:20220305084102j:plain

 

⑥充電バッテリーの新規交換は70万円以上

これですね。一応バッテリー交換まではしなくても、今積んでいるバッテリーのリフレッシュみたいな手を打つこともできるようです。こちらでも30万円以上かかります。

結局今回は安く買いました。長く乗ることを前提にバッテリーを交換しても、また6〜7年で7セグってなったら交換です。今のバッテリーで長持ちさせることを考えるのか、ガソリン代が浮く分はバッテリー代と割り切るのか様子見ですね。

 

あなたが中古車を検討していたり電気自動車に興味があれば、参考にしていただけると幸いです。まずは現在乗っているクルマの下取りを見積もりして、リーフの中古車であれば本音のところで30分充電での走行距離を聞いてみるといいでしょう。

生活動線で、日産販売店が自然に寄れるところにあるかどうかも大きなポイントです。