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キャリア・短編小説・NIKKO・Fukushima

パラレルキャリアの土台とは【原理原則と投資意識】

現在は転職エージェントとして人材紹介の仕事に就いておりますが、その経験や自分自身の体験をもとにパラレルキャリアの提案をしています。あなたが働き方やパラレルキャリアについて考えているようであれば、参考にしていただけると幸いです。

 

本業だけでなく、副業、ボランティア、資格取得、勉強会、サークル、様々な組み合わせが考えられます。そうすることで大きなメリットがあることは別のブログでも書きました。ここではその一歩前のパラレルキャリアを実践する土台についてまとめます。

 

 

栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。 

私が20代、30代の頃はパラレルキャリアという言葉がなかったですし、少なくとも私自身にはそんな考え方、意識はありませんでした。カンタンに表現するすると

・目の前のことに熱中していれば成果が出せた

・会社がどんどん拡大するような気がしていた

・いつか転職するなんて考えてなかった

ということです。

同じような感覚で働いていた30〜50代の方も多いのではないでしょうか。


私がラッキーだったのは、転職するかどうかは別として、ドンピシャのタイミングでズバッ!と指摘してくれる先輩に恵まれたことです。未熟な私にとって最初は「ん?」と思うようなことの連続でしたが、何年も経って振り返ってみると、原理原則を優先するというシンプルなものです。

原理原則を私なりに表すと「仕事とは人に喜んでもらうこと」です。表現の仕方はいろいろ違うかもしれませんが、パラレルキャリアだろうが何キャリアだろうが、仕事をするうえで変わりません。


特に、ファミレスでのキャリアスタートだったので、お客様に喜んでもらっているかどうか手に取るようにわかります。ダメだとすぐに数字が下がります。何のために働いているのかフラフラしている社員も見ればすぐにわかります。

「目の前のお客様は楽しんでいるのか」

「パートアルバイトは楽しそうに働いているのか」

「リピーターが増えて、来客数や売上は予算を超えているのか」

「自分は成長しているのか」

にフォーカスできたことは、20年以上経った今でも貴重な経験になっています。

 

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私自身、2回転職して、家族がどんどん増えて、仕事との向き合い方も変わっていきました。どんな会社に勤めていても、どんな職種で働いていても仕事上の原理原則は変わりません。原理原則を破ろうとすると、数字の変化や周りの目が変わるのですぐにわかります。


今思えば、私が何か言ったこと以上に、部下は私のことをよく見ていたなと思います。私がカリカリしていてダメなときは部下からの評価もダメです。私がキレキレで動きが良いときは部下からの評価も良いです。自分がどのように振る舞うのかで、こんなに毎日が変わるのかと実感できたことは大きな経験ですね。

 

そんなことを13年以上やってきたので、あまり人のせいにしなくなりました。

これは非常に大きい変化です。そして、周りでパラレルキャリアを実践している方はもれなく同じ感覚です。人のせいにする思考の方はパラレルキャリアは向いてないと思います。「自分が成長しよう」「自分に対して投資をしよう」という発想になりません。

 

パラレルキャリアを考えて実践するうえで「自分への投資意識を持つ」これもとても大切な土台です。

何歳になっても新しい挑戦をしてみましょう。興味がある分野の本を2冊以上読んで、違う角度から捉えてみましょう。知っていることをアウトプットする機会をつくりましょう。自分がどうしても手に入れたいものは何なのか考えてみましょう。まさか「棺桶の中を札束で埋めたい」ではないと思います。私も道半ばですが、一緒に考えて動いてくれる方がいると心強いですね。

 

参考にしていただけると幸いです。