栃プロ

栃木発「プロフェッショナルな自分を目指そう!」

マニュアルなんてどうでもいい?【この時代に飲食で働く提案】

ファミレスで13年以上勤めた経験から、飲食業でのキャリアアップを提案しています。あなたが飲食業で働くことを検討していたり、興味があるようなら参考にしていただきたいと思います。

数ある業界のなかでも、パートアルバイトの構成比が高く、日常的に新人トレーニングが行われているような業界なのでマニュアルの重要性が非常に高いです。

 

栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。
今回はマニュアルについての内容です。

私自身が忘れたくないエピソードを書きますが、カウンセリングの場でも意識していることで、何かの参考になれば幸いです。

結論は「マニュアルなんてどうでもいい」です。重要である一方どうでもいいっていう意味です。


私は社会人生活のスタートが飲食業です。キャリアの中盤はグランドオープンに何度も関わらせてもらいました。オープン前の準備は半年前から動きはじめて、3ヶ月前には採用と教育がはじまります。店長の私もこの頃からはバタバタです。採用面接、トレーニング計画と修正、トレーナーミーティング、その他事務作業となかなかの忙しさです。
もうすぐグランドオープンっていう頃、いつものようにトレーニング状況を確認していると、様子を見に来た営業部長が思い出したように

「な、吉田。客席で一緒にランチしよう」

と誘ってきました。
正直、それどころでない忙しさで、自分の時間も確保したいできない状況だったので

「えー、今?」

とか思ったのですが、一緒にピカピカの客席に座って注文しました。

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トレーニング中の新人が、まずまずの手つきでハンディと呼ばれる機械を操作します。しばらくすると頼んだ料理をメニュー名を言いながら目の前に置いてくれます。
料理の盛り付けは大丈夫そうです。温かい料理は湯気が出て、分量なども見た目OKです。
そんなわけで食べはじめていました。雑談などもあって若干リラックスした記憶があります。その途中で営業部長が突然一言

「吉田、この店どう思う?」

と聞いてきました。


どう?って聞かれても・・・って思い

「新人たち、トレーナーチームは真面目にやってくれています。サービスもマニュアル通りにできていますし、料理も合格点だと思います」


その後の営業部長

「いいか、覚えとけ。お客様にとってはマニュアルなんてどうでもいいんだ」
この一言はその後の私の人生に大きく影響を与えました。当然座りながら聞いていたのですが、もし立っていたら「立ってるのがやっと」震度6の衝撃レベルです。
決してマニュアルを軽視するわけではありません。しかし、お客様は業界の常識もレシピマニュアルもオペレーションのルールも、まったく関係ありません。

その頃の私は「教えた通りにできているかどうか」だけを見ていたわけです。

食事がしたくてこの店を選んでくれて、美味しいのか、感じが良いのか、基本的にはただそれだけです。この店がマニュアル通りに運営できているのかどうかはどうでもいいのです。
サービスする視点、サービスされる視点を同時にバランスよく持つことが大切です。今でも体験を通して教えてくれた営業部長には感謝しかありません。

 

定着率がどんなに高い職場でも、ファミレスはパートアルバイトの構成比が高いため、いつも採用と教育が行われます。トレーナーもパートアルバイトです。教育現場では直接関わらなくても、得るものがとても大きかったと実感しています。

ファミレスで現役中の方は概ね共感してくれると思います。私のたまたまの経験ではないと思います。ぜひ自分の成長に関心があれば、飲食業で働くことも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
参考にしていただけると幸いです。