栃プロ

栃木発「プロフェッショナルな自分を目指そう!」

サービス残業はダメ【この時代に飲食で働く提案】

みなさんは仕事に対する考え方、軸が変わった瞬間ってありますか?

私の場合は社会人2年目でした。ひょっとしたら「気づくの遅くない?」と笑われるかもしれませんが、私が「キャリア形成」というものを意識するようになったエピソードを紹介したいと思います。

 

栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。

就職先や転職先を探している方、検討している方に飲食業も選択肢に考えてもらえるといいなって思いながら書いてます。参考にしていただけると幸いです。

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私は飲食業、ファミレスに就職しました。アルバイトで楽しく1年間働いた頃、本社の方に声をかけていただいたこともあり、そのままその会社に入社しました。大学を中退しての入社なので一晩だけかなり悩みましたが、悩み疲れて決心した記憶があります。


正社員として入社してすぐに、その店の副店長が辞めてしまいました。。。そんなわけで入社後そのまま副店長となり今では考えられないような働き方をしていました。ブラック企業という言葉はまだ存在していませんでしたが、出勤簿だけは真っ黒でしたね。

 

ほとんど休みもなかったですが、会社のことは好きで、ほとんど会わない社長のためにも頑張ろう、と思っていたような気がします。時間が経ちすぎてちょっと美化しているかもしれません。

副店長が行う大事な業務のひとつに発注があります。
ランチタイムのバタバタが終わって、洗浄物をやっつけて、アイドルタイムをパートさんにお願いして、やっと発注です。オーダーから離れるだけ精神的には一旦落ち着きますが。
スケジュール上は休憩時間になっていますがまだまだ座れません。この頃にはさすがに疲れてしまって休憩時間を潰しての発注なので、在庫のカウントはまーまーテキトーです。
明日明後日まで必要な食材数を計算して、専用シートに書いてFAXするのですが、全店1の客数なことをいいことに、強気で多めに発注します。これを何十品目で行います。
結果、在庫のバランスは悪くなり、極端に多い食材、いつも欠品する食材が出てきます。


ある日巡店してきた営業部長。

「吉田、お前さんの発注はテキトーだな」

とあっさり見破られてしまいました。ここで若かった私は

「だってこれサービス残業でやってるんですよ」

「私もちゃんとやりたい気持ちはありますが、そりゃ休憩もしたいですよ」

と言い返してしまいました。何考えてたんだろうって恥ずかしい気もしますが、今もあんまり変わってないかもしれないですね。


そのあとの営業部長の返しが素晴らしかったです。

「お前さんの言う通りサービス残業はダメ。でも、だからといってテキトーにやるのはもっとダメ」

です。ビンタされたくらいの衝撃でした。

・在庫が少ない方が経営的に良い
・新鮮な食材の方が美味しい
・食材の収納や先入れ先出しがラク

など、発注を正確に行うのはいろんな理由がありますが、営業部長がもっとも伝えたかったのは

「そんな仕事の仕方では私が成長しない」

ということです。


もう20年くらい経ちます。
感謝しかありません。

ファミレスは忙しさに忙殺されてしまうかもしません。しかし、いつも仲間とお客様に囲まれて、デリケートな食材がお客様のための料理に生まれ変わって、毎日売上と経費を計算して、毎月人気が客数となって突き付けられる、こんな成長するしかない業界です。

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何を好んで大変そうな業界に挑戦しなきゃならないの、と思う方も大勢だと思います。わざわざ新卒の就職先、これからの転職先に選ぶには不安な材料も多いはずです。

それでも接客、オペレーション、マネジメント、予算実績管理を一度に学ぼうと思ったらオススメです。もちろん会社規模の経営とは雲泥の差があるでしょうが本当に一度に学べます。


それ以来、多少の波はありながらも真剣に仕事をしてきたつもりです。働き方、会社、上司、仲間、家庭、いろいろな環境要因がありますが、それらを超えて

「大人になるって楽しいよ」

「仕事をするって楽しいよ」

と次の世代に伝えられたら最高だなって思っています。