「今まで働いてきた中での成功体験を聞かせてください」と聞かれると
「待ってました!」
とばかりに話せる人と
「成功と言えるかどうかわからないんですが...」
と恐縮する人といろいろだと思います。
転職活動に関するアドバイスをまとめているブログです。今回の記事では面接対策では、特に「あなたの成功体験を教えてください」「仕事上で成果といえるものを教えてください」と聞かれたケースを考えます。
栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。
・社内外の人達と信頼関係をつくることができました。
・研究して何々ができるようになった。
・新しいことにチャレンジしてやり遂げた。
だと学生レベルなので
「それによって、どのように会社やチームに貢献できたのか」
を伝えたいところです。もちろん成功体験は恐縮して話す内容ではないので、自信を持って伝えたいですね。
面接担当者はあなたを採用して入社してもらってから、同じように活躍できるかどうか「再現性」を聞きたい気持ちがあります。そこを確認しないと、面接担当者も上司に報告しにくいです。面接担当者が直接採用を決めるケースは少ないと思います。面接担当者が社内であなたのことを報告する場面をイメージするとわかりやすいですね。
あまりに
「特殊なものを作りました」
「やり遂げました」
だと「その経験、ウチの会社で使える経験かな?」と思ってしまいます。異業種への転職ならなおさらです。「どこに行っても私は活躍できますよ!」というヒューマンスキルをアピールすることもできるのですが、この話にピンとこないのであれば無理せずにストレートにビジネススキルを伝えましょう。
ここは
「◇◇を目的としたプロジェクトに関わり◆◆を達成しました」
「◇カ月かけて◆◆をゼロにしました」
のように、ウチの会社でも活躍できそうじゃん、と思わせることが大事です。
「◇◇のもとで◆◆をサポートしました」
でも充分でしょう。
自分のキャリアを振り返って「予算比105%達成しました」や「年間10件の新規開拓に成功しました」のようにズバリと言えるとラクですが、なかなか数字で表せる成果が見つからなかったらどうしましょう。そのときは、目的を理解して、その目的に沿った行動をとったことをアピールすれば良いです。
中途での採用ということは
「即戦力までは欲張りだけど、ある程度すぐ戦力になってほしい」
が企業側の本音です。たまたまのホームラン体験ではなくて、いつも再現できるクリーンヒットかどうかチェックしてみましょう。