転職時の面接対策をまとめているブログです。今回のテーマは「あなたの課題(弱み)は何ですか?」です。いきなり「あなたの課題は何ですか?」と聞かれると、ちょっと困りますよね。応募書類に書くわけではないので、まったく考えておかないとフリーズしてしまうかもしれません。
強みは職務経歴書に書いた通りなんだけど、課題ってどうしよう…課題を強調してもおかしいし…困った質問です。
栃木県のキャリアコンサルタント、吉田です。ここは反対の立場になって、面接担当者の目線で考えてみましょう。あなたの弱みは?短所は?課題は?と聞くのは、それ単体ではあまり意味がないような気がします。さすがに面接担当者だって「その答えは、あらかじめ考えてきたのかな?」と疑います。そのまま受け取ったとしたら、よほど素直な方です。
むしろ、面接の様子とか過去の転職理由と紐づけて、その人をよく知る材料にしているはずです。実際「あなたの課題は?」と聞いた答えが採否を分けるなんて聞いたことありません。
「私はコミュニケーションに自信があるので、だいたいの方とは緊張なく話せます」と言って、本当に自然体で話していたら信用ができます。
「私はいろんなことに興味があって、新しいチャレンジがしてみたいです」と答えておきながら、面接担当者の「何か質問ありますか?」「あ、特に大丈夫です…」面接担当者「そうなんですね(何も聞きたいことないんかい…)」みたいなギャップは避けたいところです。
課題に対しては、それを前向きに変換することも常套手段です。
あなたが感じている課題を自覚して、きちんと向き合っているかどうかチェックしてみましょう。例えばですが、あなたが過去に「なんか資料が細かすぎだよね…」って指摘させれて、思わずカチンときたことがあったら、その指摘は合っている可能性が高いですね。正直に核心を突かれると、イラッとするものです。
そんな自覚を持って面接に臨むとしたら「作成する資料が細かすぎると指摘を受けることがあります。ラフの段階で仕上がり状態をすり合わせするようにしています」と答えれば、自分のキャラクターとうまく付き合っている印象です。
過去にクリアしている課題を言ってもしょうがないし、自分を必要以上に値引きしてもしょうがないので、ここは誰かと相談しながら詰めるのがオススメですね。転職エージェントに率直に
「私のキャリア上の弱みって何ですか?」
「私と会ったときの第一印象のマイナス点を教えてください」
と聞いてみるのはオススメですね。まったくの他人だからこそ、プロの視点で指摘してもらえると思います。
よほどの
「遅刻が多いです」
「アルコールが入ると何言ったか覚えてません」
みたいな、弱みを通り越して大問題でなければ、だいたいのことは大丈夫です。
相手の「良いところは頼りになるけど、悪いところはかわいい」って話もあるくらいなので、ある程度正直に言ってしまっていいですね。愛されるポイントは強みよりも弱みだったりするものです。
参考にしていただけると幸いです。